【質問】 核分裂停止後(あるいは使用済み)の核燃料の冷却処置が必要な期間は平常時でどれくらいでしょうか? ===================== 【回答】 使用済み核燃料の発熱量は、核燃料の燃焼の条件にもよりますが、原子炉停止から1日後の発熱量を1としたとき、 ・停止から10日後で約0.5 ・停止から100日後で約0.15 ・停止から3年後で約0.02 ・停止から30年後で約0.01 というような減衰を示します。 (http://www.pref.miyagi.jp/gentai/plu/ronten-a-12.pdfを参照) このことからも分かるように、使用済み核燃料は年単位の長い期間にわたって核分裂生成物(核分裂の燃えカス)の崩壊反応による熱を発し続けます。 このため、使用済み核燃料を保管する際には、プールに貯めた水など何らかの方法によって冷却し続ける必要があります。
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