東大合格者数トップ3といえば、首都圏にある開成、筑駒、麻布だが、最難関の「理Ⅲ」に限ると、神戸にある「灘」が他を圧倒する。東大理Ⅲと並ぶ難関の京大医学部の合格者数でも同校が群を抜く。 中高一貫の「灘」では部活動も中高一緒だが、昨年4月の中学新入生180名においては、10名がアマチュア無線研究部に入部し、ロボットプログラミングを学ぶチームに属している。そして、ロボットプログラミングの世界大会への出場も狙っている。 全国の小学校では、この4月から「プログラミング教育」が必修となる。ところが、算数や理科のように、学年ごとに何を学ぶのかが国の指針で決まっていない。そのため、ITに詳しくない先生や親たちには「何をするの?」と不安が募っている。 中学3年生がシリコンバレーに 灘で、ロボットプログラミングのチームをつくったのは、現在、高校2年生の武藤熙麟(むとうひかる)だ。小学校時代からロボカップジュニ