(英エコノミスト誌 2011年12月17/24日号) 急に礼節から離れることは2012年に共和党を傷つける可能性がある。 先日までは、互いに投げ矢を打ち合っても笑顔だけは絶やさずにきた(写真は左からリック・ぺリー氏、ミット・ロムニー氏、ニュート・ギングリッチ氏、ロン・ポール氏、ミシェル・バックマン氏)〔AFPBB News〕 彼らはそれを、ロナルド・レーガンの11番目の戒律と呼ぶ。仲間の共和党員の悪口は絶対言ってはいけない、というものだ。 2011年の大半の期間を通じ、大統領選の指名争いを繰り広げる共和党の候補者たちは、少なくとも多少はこの戒律を心に留めていた。 延々と続く一連のテレビ討論の間、候補者たちは卑劣極まる小さな投げ矢を互いに打ち合っている間も、笑顔を絶やさないようにしていた。 だが、12月中旬にニュート・ギングリッチ氏がミット・ロムニー氏を追い越して最有力候補に躍り出ると、投げ