EBPM推進に向けた成果指標に関する一考察 ―質の高い「エビデンス」のための指標粒度の在り方 エビデンスに基づく政策形成(EBPM)が注目を集めている。人口減少や少子高齢化が進展していく中、基礎自治体では財政制約がより厳しくなることが予想され、EBPMの重要性は今後さらに高まると考えられる。質の高い「エビデンス」を創出するための指標粒度の在り方について考察を行う。 ※本記事は、政策研究(2019年2月号)(新・地方自治フォーラム)に掲載したものを一部修正したものです。 2019年5月9日 はじめに 限られた経営資源を有効に活用し政策効果を高めるために、「証拠に基づく政策形成(Evidence-Based Policy Making : EBPM)」の重要性・注目度が高まっている。証拠に基づく政策立案(EBPM)とは、内閣官房行政改革推進本部事務局によると、「(1)政策目的を明確化させ、(2