2010年02月16日21:52 カテゴリ大局観、テーマ、見識[edit] 自由と規制 アメリカの政策の変化を調べているのだが、少しメモをしておこう。 ※ 時代が「規制〜自由」と左右に振れるとき、政権が民主党であろうが共和党であろうが、時代の要請の方が強力だった。 ※ 有権者は景気が悪いと規制を求めるが、好況になると自由を求める。自由が利益を増やし、規制が利益を減らすことは有権者も本能的に認識しているのだろう。規制は被害を減らすが、被害とは相対的な割り負けと同義語だ。 ================================= 巨大なトラストによるビジネス独占がアメリカの規制の振り子の始まりだ。 トラスト=Holding Companyの傘下に数百の企業がぶら下がり、生産と価格決定の独占状態を享受した。この時代に巨万の富を築いた富豪が多数輩出している。 マッキンリー(共和党)の時代
2010年04月16日05:29 カテゴリ大局観、テーマ、見識[edit] Financial Stability Bill : アメリカ金融改革法案 : ボルカー・ルール (5) 欧米のニュアンスの相違 (A)金融は生まれながらにして国際志向が宿命づけられたビジネスだった。 ビジネスが国際的に広がるに従って、お金の移動も国際的になった。 金融機関も国境を越えて動き回るお金に追随して国境を越えて自由に活動することは必然だった。 (B)金融業は生まれながらにして、国家との癒着が強いビジネスだった。 国家同士の戦争には多額の経費を必要としたが、国内にはそのような事前の貯えが無く、戦争勝利時の賠償金や戦利品を担保に有力な金融財閥(例:メディチ家、フッガー家、ロスチャイルド家)に借金を頼った。金融財閥も国家から各種の特権を得て、国家と持ちつ持たれつの関係を深めていった。 (A)+(B)の結果は、、
2010年04月21日21:38 カテゴリ大局観、テーマ、見識年金&福祉医療 [edit] アメリカ社会の方向性 クリントンもオバマもケネディを意識して大統領になった。 クリントンは時代に敏感で有能な風見鶏で言葉を巧みにあやつる天才雄弁家だった。 選挙戦を通じて、そして大統領就任後も変貌を続けた。 彼は驚くことに、外交政策として、自由市場経済の推進を掲げた。 オバマはビジョナリー的に核なき世界を掲げている。 彼は変わっていない。 心の中に秘めた目的は殆ど変えずに維持している。 その実現のために多彩な策を講じている。 両者の政治家としてのベクトル(目指すべき方向や手法)は非常に異なっている 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 オバマが目指すこと(ブッシュ時代に頂点を迎えた自由奔放資本主義の行きすぎを修正するのだ。)はブレアが実践したことの米国版になると思う。 サッ
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