通る提案には、「理屈」と「感情」の両者が必要 トップのもとには、毎日、数十件の案が上がってきます。それらの膨大な数の案を聞いていると、本当に大阪のためを思って言っているのか、それとも自分の出世や保身のために言っているのかが、だいたいわかるようになってきます。 部長の案であろうが次長の案であろうが、「この人、自分の立場のために言っているな」とか、「どこかの業界団体に頼まれて、言っているんじゃないかな」ということは、なんとなくわかります。 僕は、「本当に大阪のことを考えている」と感じられる部下の話は徹底的に聞くと決めていました。 とは言っても、「これは大阪を変えるんです」「日本を変えるんです」と、ひたすら熱い話ばかりされても、困ります。具体的な論理に基づく現実的な実行プランがなければ、学生の夢物語のようになってしまいます。そんなときには、「まず案をもっと固めてください」と言うしかありません。
![橋下徹「上司を忖度する時にやるべき事」 "よくここまで準備した"と驚かせる (4ページ目)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/41715469e8069e051153b09d3c977b0c3ea16417/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fpresident.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F7%2F1%2F1200wm%2Fimg_713fd5ccbdd8810e1c7445654cfe4157480251.jpg)