ジョージ・ソロス氏がFinancial Timesへの寄稿で、中国の恒大集団を中心とした不動産バブルの崩壊を警告している。大変面白い内容なので紹介したい。 中国の巨大不動産バブル 少し前の記事ではソロス氏が米国議会に圧力をかけてアメリカ人の中国投資を辞めさせようとしたことを報じた。 ソロス氏: 中国投資は損をする可能性が高い この記事では中国嫌いのソロス氏の政治的側面に着目して報じたが、中国投資を否とする彼の理屈の方も報じておくのがフェアだろうと思い、少し前のFinancial Timesの寄稿を引っ張り出してきた次第である。 この記事でソロス氏が注目しているのは中国の不動産バブルである。 中国は20年もの延長された不動産バブルを謳歌しているが、それも終わりが近づいている。中国最大の不動産会社である恒大集団は債務超過に陥っており、倒産の可能性がある。これは不動産市場の崩壊を生むかもしれない