12月5日、複数の関係筋によると、欧州連合(EU)は、核開発疑惑のあるイランに対する追加制裁として同国産原油の輸入禁止措置を科すことには二の足を踏み始めている。写真は同国内のガスプラットフォームで1月撮影(2011年 ロイター/Caren Firouz) [ニューデリー/ロンドン 5日 ロイター] 複数の関係筋によると、欧州連合(EU)は、核開発疑惑のあるイランに対する追加制裁として同国産原油の輸入禁止措置を科すことには二の足を踏み始めている。禁輸を実施すれば、EU域内経済が打撃を受けるとの見方が広がっていることが背景。 世界第5位の原油輸出国であるイランは、国家歳入の半分を石油収入が占めている。原油制裁の支持派は、禁輸によりイラン政府の収入が数十億ドル単位で断たれれば同国の核兵器開発を阻止できると主張している。