レビュー 科学研究支える博士、日本だけ減る傾向とNISTEP 人材育成・確保は喫緊の重要課題 2019.09.06 内城喜貴 / サイエンスポータル編集長、共同通信社客員論説委員 日本の科学研究の水準や科学技術力が低下していることを示すデータが数多く公表されている。「科学技術立国日本」を支えてきた伝統的な日本の強みが弱体化していることは多くの指標が示している。少子高齢化が確実に進む日本。その日本で科学や科学技術の力が低下傾向にあることに対する懸念は強い。その対策が待ったなしの喫緊の重要課題であることについても国内に異論はない。 政府は「科学技術イノベーションの基盤的な力の更なる強化に向けて」と題した「平成30年版科学技術白書」で、こうした事態に危機感を表明している。この白書は、若手研究者の育成や研究開発投資の確保など、イノベーションを支える基盤力を強化することが必要と強調した。実際に国とし
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