そのことはさておき、Shuttleworth氏であればこの計画を実行できると筆者が考えている理由は、ビジネス面における同氏の現実的なアプローチにある。Shuttleworth氏がCanonicalに対して望んでいるのは、AppleやGoogle、Microsoftとは正反対の小さな企業を目指すことで、OEM企業や、独立系のソフトウェアベンダー(ISV)、キャリアのニーズを汲み上げやすくするということだ。例えば、あなたがISVあるいはキャリアであり、新たな手段で収入の増加を図ろうとしているというのであれば、Canonicalは進んで交渉に応じるだろう。 Shuttleworth氏は、UbuntuがキャリアやOEM企業にとっての代替選択肢となることを望んでいる。同氏は筆者に対して「OEM企業にとって最も賢明な戦略は、相手を互いに競わせることである。このため、Ubuntuを破壊分子として利用した