Neohapsisによると、Goatse Security labsがSafariをはじめとするWebkitベースの複数のWebブラウザに2種類の脆弱性が存在すると発表した。ひとつは、整数オーバーフローによりブラウザ上でシェルコードを実行されるというもの。もうひとつはXHR(XMLHttpRequest)を利用したXPS/IPE攻撃と呼ばれる手法によりブラウザのポートブロック機能を回避されるというもの。 XPS/IPE攻撃と呼ばれる手法では、辞書攻撃と併用してブラウザ上でメール機能を呼び出すため、システムへの不正アクセスやスパムメール送信のリレーに悪用される可能性がある。脆弱性はWebkitに存在するため、これをベースとしたブラウザが影響を受ける可能性がある。具体的には、Mac OS XおよびiPhone/iPod、iPad上で動作するSafari、Arora、iCab、OmniWeb、