タグ

bookに関するtopo-gigioのブックマーク (105)

  • 水村美苗氏 英語の覇権憂う書 : 出版トピック : 本よみうり堂 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    作家の水村美苗(みなえ)氏=写真=が評論『日語が亡びるとき――英語の世紀の中で』(筑摩書房)を上梓(じょうし)した。バイリンガルの作家として、英語の公用語化を推進する意図はない。インターネットを追い風に、強まる英語の覇権から「日語をいかに護(まも)るか」を訴えた、憂国の書だと語る。(尾崎真理子) 21世紀はインドやシンガポールのように、自国語と二重言語化する英語圏がアジアでも増えていく。ネットを通じて英語図書館には、いよいよ激しく情報が流れ込む。一極集中化の中で、日語が生き残る道はどこにあるのか。著は七つの章から示そうとする。 「無限の造語力を持つ漢字を音訓自在に組み合わせて語彙(ごい)を広げ、ひらがな、西洋語を表すカタカナ、ローマ字……多様な文字を縦にも横にも併記して、歴史も感情もすべてを含み込む。書き言葉としての日語は、希有(けう)なだけでなく、世界に誇れる機能的かつ陰影豊

  • 404 Blog Not Found:今世紀最重要の一冊 - 書評 - 日本語が亡びるとき

    2008年11月09日05:00 カテゴリ書評/画評/品評Lightweight Languages 今世紀最重要の一冊 - 書評 - 日語が亡びるとき まずは書の存在を教えてくれた、梅田望夫に感謝したい。おかげでAmazonが在庫を切らす前に注文することが出来た。 日語が亡びるとき 水村美苗 弾言かつ断言する。 日語で何かを成しているものにとって、書をひも解くことは納税に匹敵する義務である、と。 書「日語が亡びるとき」は、今世紀においてこれまで書かれた中で、最重要の一冊(誤読が多かったので、少し表現を具体的にしてみた。確かに元の「今世紀」だけでは今後書かれるも含まれてしまう)。 ノンフィクションのを紹介する際、ふだん私はここに目次を入れているのはblogの読者であればご存知かと思う。しかしこと書に限っては、それは、入れない。隅から隅まで、頭から順番に最後まで読まれな

    404 Blog Not Found:今世紀最重要の一冊 - 書評 - 日本語が亡びるとき
  • 『クラウド化する世界』 進歩を実現するための強さを秘めた信念 - Thoughts and Notes from CA

    Nick Carrの新著の邦訳『クラウド化する世界』を読んだので書評を。 クラウド化する世界 作者: ニコラス・G・カー,Nicholas Carr,村上彩出版社/メーカー: 翔泳社発売日: 2008/10/10メディア: ハードカバー購入: 21人 クリック: 162回この商品を含むブログ (160件) を見るブログの読者であれば説明不要と思うが、Nick Carrと言えば、IT業界の動向を鋭い舌鋒で切り刻む論客。手放しにWeb 2.0などの動向を礼賛する人が多い中で、最新の事象に対するきちんとした理解と健全な懐疑精神でもって辛口な論評を繰り広げ、同質な意見が蔓延しがちなBlogsphereのバランスをとっているお方。 そのCarrの新著『クラウド化する世界』は、"一つの機械(One Machine)"と"雲の中に住む(Livng in the Cloud)"の二部構成。 第一部では、

    『クラウド化する世界』 進歩を実現するための強さを秘めた信念 - Thoughts and Notes from CA
  • 池田信夫「ハイエク 知識社会の自由主義」(3)第3章「社会主義との闘い」 - jmiyazaの日記(日々平安録2)

    PHP新書 2008年9月 前半は社会主義経済体制下では、市場が存在しないので、価格メカニズムを通して資源を適正配分することが困難であることがいわれる。 知識人は世界どこでも左翼的であるが、それは彼らは合理的であるので、自然科学によって自然が操作可能になってように、社会科学によって社会を合理的に操作できると思いこんだからであると池田氏はいう。 理論的には計画経済のもとでも、適正配分は可能であるはずである。しかし、そのためには経済全体の目標を定めなければならない。しかし、すべての知識と情報を単一のセンターに集めることは不可能であるという理由で、それは挫折した。結果的には、社会主義社会での実験の失敗が、市場経済の効率性、それが膨大な計算を自律分散的におこなっていることを明らかにした、と池田氏はいう。理論の成否はここでも実験により試されねばならなかったのである、と。 社会が単純であれば、計画経済

    池田信夫「ハイエク 知識社会の自由主義」(3)第3章「社会主義との闘い」 - jmiyazaの日記(日々平安録2)
  • 池田信夫「ハイエク 知識社会の自由主義」(2)第2章「ハイエク対ケインズ」 - jmiyazaの日記(日々平安録2)

    PHP新書 2008年9月 この章は大変面白かった。一言でいえば、ケインズは政治家で、有名な(しかし誰も読んでいない)「雇用、利子、貨幣の一般理論」は政治パンフレットであり、ケインズはまず結論を決め、その結論にあうように「一般理論」を書いたのだといっている。わたくしは経済学の分野に疎いので、ここで池田氏が書いていることがどの程度一般的にいわれていることなのか、どの程度が池田氏の創見なのかを判断できないが、この部分を読んだだけでも、書を読んだ価値があると思った。 ここから直ちに導かれるのは、それでは万古不易の経済学というのはあるのだろうか? それともあらゆる経済学の論文というのは、それぞれの時局に対応した政治パンフレットなのだろうか?、という疑問である。書によれば、ケインズは、アダム・スミスのみを万古不易の学問としての経済学を書いたひととしていて、それ以外の経済学者はみなその時々の状

    池田信夫「ハイエク 知識社会の自由主義」(2)第2章「ハイエク対ケインズ」 - jmiyazaの日記(日々平安録2)
  • 池田信夫「ハイエク 知識社会の自由主義」(1)第一章「帝国末期のウィーン」  - jmiyazaの日記(日々平安録2)

    PHP新書 2008年9月 ハイエクというひとは前から気になっていたのだが、書を読んで、以前からの疑問であったハイエクとポパーの関係、ハイエクとフリードマンらシカゴ学派との関係について一つの視座を手にすることができた。 ハイエクのことが気になった最初はポパーの自伝の「ほとんど一年後、途方にくれ恐るべき意気消沈におちっていたとき、私は戦時中接触を失ったわが友エルンスト・ゴンブリヒのイギリスの住所を、ふとしたことから知った。きわめて気前よく援助を与えてくれたハイエク(彼とはこれまで数度しか会ったことがないので、私は彼をわずらわすのに気がひけた)と一緒になって、ゴンブリヒは出版社を見つけてくれた。その救援は測りしれぬほど大きかった。この両人は私の命を救ってくれたのだと私は感じた。そして今なお私はそう感じている。」「それから間もなく―ヨーロッパでの戦争が最終段階にあったとき―ハイエクの名で発信さ

  • 人間を幸福にしない日本というシステム 読了 - fuzzy Weblog@hatena (更新終了)

    『人間を幸福にしない日というシステム』カレル ヴァン・ウォルフレン著、鈴木主税訳を読み終わりました。 このが出版当時(1994年)話題になっていたことを確かに覚えています。SPA!〜SAPIOで小林よしのり氏が活躍していた頃。でもこのは読まなかったなあ。 日政治・行政・企業の戦略上や運営上の問題については、『失敗の質』でも説明されていましたが、このでは戦前・戦後の日の組織について深く踏み込んだ説明がなされています。 このの中で重要なキーワード。 「市民としての立場(シチズンシップ)」 「偽りの現実(false reality)」 事実は逆だ。日の経済は、今世紀の最初の三十年間のほうが、今日よりも自由放任主義によっていて、企業化精神に富み、外国にたいして開放的で、市場の動きにまかされていた。このように比較的自由だった日の経済システムは、一九三二年の「資逃避防止法」と一

    人間を幸福にしない日本というシステム 読了 - fuzzy Weblog@hatena (更新終了)
  • コンピュータ・サイエンス興亡の雅致:Kenn's Clairvoyance

    コンピュータを学問することは、もはや時代錯誤なのだろうか。 この記事を読んだときの、ぼくの感想である。 コンピュータ科学に背を向ける学生たち 今秋、MITの電気工学/コンピュータ学科(Department of Electrical Engineering and Computer Science:EECS)に入学する学部生は200名を下回る。昨年の入学者数は約240名、3年前には385名だった。 ラドガーズ大学のコンピュータ学科では、今年の入学者数について、ピークを迎えた数年前の入学者数6500名と比較して何千名単位で減少するものと見込んでおり、複数の科目コースを中止している。学部生にコンピュータ科学関連の科目を講義するSaul Levy教授は、学生数の減少傾向について、学生の職業観を反映したものだと述べる。 「学生はもはや、コンピュータ関連の雇用市場に期待していない」(Levy) 今年

    コンピュータ・サイエンス興亡の雅致:Kenn's Clairvoyance
  • Structure and Interpretation of Computer Programs

    Wizard Book n. Hal Abelson's, Jerry Sussman's and Julie Sussman's Structure and Interpretation of Computer Programs (MIT Press, 1984; ISBN 0-262-01077-1), an excellent computer science text used in introductory courses at MIT. So called because of the wizard on the jacket. One of the bibles of the LISP/Scheme world. Also, less commonly, known as the Purple Book. from The New Hacker's Dictionary, 2

  • 統計学の面白さはどこにあるか - hiroyukikojimaの日記

    先日、とあるパーティで、統計学者の松原望先生と会った。 松原望先生は、早期からベイズ統計学の重要性を世にアピールしてきた先駆者である。ぼくは、経済学部の大学院在学時に、選択科目ではあったが、松原望先生の「ベイズ統計学」という講義を受け、そこでベイズ理論の指南をしていただいた。ぼくは『確率的発想法』NHKブックスや『使える!確率的思考』ちくま新書の中で、ベイズ理論を紹介していて、それが多くの読者にウケて、この二冊はセールス的にも良い実績を出しているのだけど、正直言ってここに書いてあることの多くは、松原望先生の講義の受け売りである。そういう意味では、下品ないいかたになるが、大学院の数ある講義の中で最も「金に換えることのできた」講義が先生の講義だった、ということになる。 そのときは、放送大学の教材であった『統計的決定』というを教科書に使った。これがめちゃくちゃいいで、今でもベイズ統計学に関し

    統計学の面白さはどこにあるか - hiroyukikojimaの日記
  • 「ニュー・ニュー・シング」の魅力とシリコンバレーの本質

    「ニュー・ニュー・シング」の魅力とシリコンバレーの質 2001年1月29日[BizTech eBiziness]より 欄「「ニュー・ニュー・シング」を読もう」でマイケル・ルイス著「ニュー・ニュー・シング」についてご紹介してから約1カ月が過ぎた。 前回の寄稿では、読者の皆さんにあまり先入観を持ってもらいたくなかったので書かなかったのだが、私が「ニュー・ニュー・シング」を推薦したのは、著者ルイスが「シリコンバレーの中核に渾然一体として存在しているとんでもなさと尽きぬ魅力を、ジム・クラークという人物を通して描ききることに成功している」と感じたからだった。 ただ、その話をする前に、この1カ月を振りかえってみれば、私の友人欄担当の山岸君から感想文をもらったり、eコマースに関するメーリングリスト上で議論されている内容を読んだりして、大変面白かった。 サンプル数はそう多くなかったが、このについ

  • 梅田望夫 - Musings - ウェブブック『生きるための水が湧くような思考』(梅田望夫著)

    (梅田望夫『シリコンバレー精神』ちくま文庫、2006年8月、文庫のための長いあとがき) 「シリコンバレー精神」とは/そのときグーグルは何をしていたのか/未来を創造する営みが水面下で続けられていた歴史起業家主導型経済にバブルやモラルハザードの発生は必然/「シリコンバレー精神」だけがメカニズムを補強できる/活況を呈したシリコンバレーでまたバブルが起きるか/「シリコンバレー精神」でモノを書く/「二〇〇一年秋から二〇〇六年夏」のこと/その後の私

  • ウェブブック「生きるための水が湧くような思考」本日刊行です。 - My Life Between Silicon Valley and Japan

    去年の暮れに「2008年には三冊、が出るはずです」としゃべったのを記憶してくださっていて「二冊しかまだ出ていないけど・・・」と書かれた感想をいくつか読みました。 今日は「ウェブ時代 5つの定理」「私塾のすすめ」につづく今年「三冊目」ののお知らせです。 書名は「生きるための水が湧くような思考」。 でも紙のではなく、ウェブブックとしました。経緯を少しお話しします。 2006年2月以来、書き下ろしで「ウェブ進化論」「ウェブ時代をゆく」「ウェブ時代 5つの定理」の三冊。対談で「ウェブ人間論」「フューチャリスト宣言」「私塾のすすめ」の三冊。過去の作品の文庫化が「シリコンバレー精神」。計七冊を出版しました。 そして、企画として最後に残っていたのが、さまざまな雑誌や新聞やウェブに掲載された僕の文章や対談から、にまとめるに値するものを厳選し、テーマごとに分類して意味付けし、改めて構造化して、一ペー

    ウェブブック「生きるための水が湧くような思考」本日刊行です。 - My Life Between Silicon Valley and Japan
  • 404 Blog Not Found:この夏の日本に最も必要な一冊 - 書評 - 「残業ゼロ」の人生力

    2008年08月02日00:00 カテゴリ書評/画評/品評Art この夏の日に最も必要な一冊 - 書評 - 「残業ゼロ」の人生力 日能率協会マネジメントセンター出版事業部坂田様よりゲラが届いたのは今週末。 「残業ゼロ」の人生力 吉越浩一郎 初出2008.07.15; 販売開始まで更新; 日より発売 これだ!こんなを待っていた! この夏、最も読まれるべき一冊が、これだ。 ハリーポッター最終巻 最終巻?後回しで結構。書を読了した読者であれば、そのための時間を充分作れます。 オリンピック?あなたが関係者なら確かにそちらを優先してください。しかし残りの人々にとって、それは「彼らの夏」。あなたの夏の方がさらに重要です。 その一夏の価値を変えるのが、書なのです。 書〈「残業ゼロ」の人生力 〉は、12万部を売った前著〈「残業ゼロ」の仕事力〉の続編、ではない。「仕事力」は実は前編であり、

    404 Blog Not Found:この夏の日本に最も必要な一冊 - 書評 - 「残業ゼロ」の人生力
  • 動画メッセージ|平野啓一郎『決壊(上・下)』|新潮社

    2002年10月、京都を始めに全国で次々と犯行声明付きのバラバラ遺体が発見された。被害者は山口県宇部市で平凡な家庭を営む会社員沢野良介。事件当夜、良介はエリート公務員である兄・崇と大阪で会っていたはずだったが──。〈悪魔〉とは誰か?〈離脱者〉とは何か? 止まらぬ殺人の連鎖。ついに容疑者は逮捕されるが、取り調べの最中、事件は予想外の展開を迎える。明かされる真相。東京を襲ったテロの嵐!“決して赦されない罪”を通じて現代人の孤独な生を見つめる感動の大作。その衝撃的結末は!? 2008年6月27日発売/価格:上1,980円 、下1,980円 / ISBN:上978-4-10-426007-2、下978-4-10-426008-9 平野啓一郎 ヒラノ・ケイイチロウ 1975(昭和50)年、愛知県生れ。京都大学法学部卒。1999(平成11)年、大学在学中に文芸誌「新潮」に投稿した『日蝕』により芥川賞を

  • 『決壊』刊行にまつわる諸々 - 平野啓一郎 公式ブログ

    仕事で一週間ほどフランスに行っていたので、更新が遅くなってしまいましたが、おかげさまで、6月27日に無事、『決壊』が刊行されました。 新潮社の特別サイトで、僕の短い動画のメッセージが見られます。 いきなり始まりますので、音量にご注意を。 http://www.shinchosha.co.jp/wadainohon/426007/ それから、先日お知らせした丸善丸の内店の他に、北九州市のブックセンタークエストでもサイン会をします。『決壊』では、東京、京都、鳥取、宇部etc...と様々な土地が舞台になっていますが、北九州は、その中でも一番重要な場所の一つですので、地元の方にも読んでいただけるとうれしいです。身近な場所が色々と出てくると思います。 日時 2008年7月5日(土)14:00〜 会場 ブックセンタークエスト 小倉店 (北九州市小倉北区馬借1-4-7) 詳細 ※要整理券 お問い合せ

    『決壊』刊行にまつわる諸々 - 平野啓一郎 公式ブログ
  • 30歳からのビジネス英語 英会話学校に通うなんてやめなさい - Casual Thoughts

    30歳になったのを転機に、仕事で使える英語力を身につけることを目標として英語の勉強を始めもう3年が経つ。日語では口が達者なくせに、外人も交えた英語の議論になると一言もはっさないどころか微動だにしないと揶揄された私も、最近では外人数人と直接会って英語で議論をしたり、外人と普通に電話会議をしたり、ほぼ日語と同じ感覚で英語メールをうてるレベルにようやく到達してきた。それ程ほめれたモノではないがTOEICの点数も3年間で650点が880点くらいにはあがり、まぁTOEIC対策を一切していない割にはいいかな、という程度にはなった(頑張って早くTOEICでは測定不能な領域には達したいと思うが・・・)。 一方で同年代の友人で私と同じように英語力の強化に必要性を感じ、英会話学校に通っている人間が最近すごく増えている。が、ぶっちゃけ、英会話学校に通うことによってビジネス英語*1が身についたという話は殆ど聞

    30歳からのビジネス英語 英会話学校に通うなんてやめなさい - Casual Thoughts
  • 第38回書籍連載

    高岡英夫自身の講義を実況中継! より詳しく、より深くスリリングに「究極の身体」を体感してほしい 『究極の身体』を読む 身体の中心はどこにあるのか 運動科学総合研究所刊 高岡英夫著 ※現在は、販売しておりません。 第38回 最終回(2009.03.24 掲載) (前回からの続き)おわりに さて次はもうひとつのキーワードである「運動進化論」の話をしましょう。 私たちは人間と他の動物たちを見比べたとき、「知恵は人間が一番だ」と絶対的に信じています。これは普段の顕在意識に上ることはないにせよ潜在意識下では誰もが思っていることです。でも一方で「動物ってなんてきれいな存在なんだろう」とか「動物はなんてすごい動きをするんだろう」とも思っています。これらの思いはときどき言葉として発せられるので、顕在意識にも上ることです。 たとえば、ジャーマン・シェパードやドーベルマン、アイリッシュ・セッターなどの犬を飼っ

  • この読後感は錯覚じゃないよね? - 書評 - 学力低下は錯覚である : 404 Blog Not Found

    2008年06月30日10:30 カテゴリ書評/画評/品評Love この読後感は錯覚じゃないよね? - 書評 - 学力低下は錯覚である 著者より献御礼。 学力低下は錯覚である 神永正博 いわゆる学力低下を論じたの中では最高傑作なのだが、しかしそうここで告げることがなんとも気恥ずかしい一冊でもある。 おこがましいことを承知で申し上げると、著者の芸風が、あまりに私に似ているのだ。 いや、私の芸風が著者にあまりに似ているというべきか。 書、「学力低下は錯覚である」は、担当する学生たちのあまりの学力不足ぶりにorzとなった著者が、転んでもただで起き上がらずに立ち上がった際に得た奇貨。実は書を私が知ったのも、Amazonの注文記録という奇貨であった。書評どころか私が書の存在もしらなかったある日、書の注文がどさっと入っていたのだ。これは何かあるに違いないと思い、私自身1部注文してしまった。

    この読後感は錯覚じゃないよね? - 書評 - 学力低下は錯覚である : 404 Blog Not Found
  • ユメのチカラ: Googleを支える技術

    Googleという不思議なサービスを提供するそのコンピュータシステムの内側に公開された資料だけを利用して迫った良書である。 Internetの向う側のGoogleというシステムについて、われわれは日々利用しているにもかかわらず殆ど何も知らない。少なくともわたしは技術的な側面について殆ど何も知らない。神秘的な、都市伝説的なもの、例えば、20%ルールとか、そんなことぐらいしか寡聞にして知らない。 書はGoogleの分散ストレージ(GFS/BigTable/Chubby)、分散データ処理(MapReduce/Sawzall)、運用コスト、開発体制などについて公開された論文などを引きながら解説している。 コンピュータシステムというのは極論すれば、いかに速くするか、いかに安くするかという2軸で発展してきたようなものだから、Googleという巨大システムをどのようにエンジニアリングするかという観点か