フェースブックなど海外発のソーシャルメディアでは、実名と自分の顔写真を使ってコミュニケーションすることが前提とされている。仕事上の知り合いでも、友人申請をするとその人の家族や友人との写真がそのまま掲載されており、更新されるとその情報が送られてくる「直接表現」型のコミュニケーションが行われている。 一方で、日本では匿名もしくは擬人化した姿(アバターのような分身を含む)をベースにコミュニケーションを行う「間接表現」型が主流だ。国内最大手のmixi(ミクシィ)ではまだまだ実名は少ないし、モバゲータウンやGREE(グリー)のようなゲームを中心としたSNSではより顕著だ。学生のための企画コンテスト「Applim」の参加者に聞いたところ、ミクシィ世代の学生はフェースブックに実名アカウントを設置すると「やっちまった感」があるそうで、大学生の間でもまだ広くは受け入れられていないようだ。 日本コカ・コーラが