葬儀会社員2人を暴行して負傷させたとして、埼玉県警上尾署は8日、傷害の疑いで寺院「日乗院」(上尾市柏座)副住職、星野智教(とものり)容疑者(38)を逮捕した。同署によると「殴ったが、けがするほど殴っていない」と供述している。 逮捕容疑は3月22日午後0時5分ごろ、上尾市内の葬祭場の駐車場で、同市内の葬儀会社の43歳と23歳の男性従業員らの胸ぐらをつかみ、顔面を平手打ちするなどして、2人に軽傷を負わせたとしている。 同署によると、葬儀を終えた従業員らが駐車場で用具を車に積み込んでいたところ、同じ会場で別の葬儀を終えて出てきた星野容疑者とトラブルになった。星野容疑者は「荷物が邪魔になって頭に来た」とも供述しているという。 従業員らの葬儀会社には以前、葬祭の依頼を受けたことがあり、従業員とも面識があったという。