回転ずしチェーン大手の「あきんどスシロー」(大阪府吹田市)は16日、従来より高い1皿189円のすしを本格販売すると発表した。今月から首都圏の店舗でスタートし、8月には全国345店舗に広げる。「全皿105円」が売りの同社だが、今後は素材にこだわった高付加価値商品もメニューに加え、売上げアップを狙う。 189円のすしは、冷凍されていない生の素材など、主に国内産の新鮮なネタを使用。生ホタテや生ウニ、手巻き国産生サーモン、本マグロ大トロ、店内ゆで天然大えびなど約25品目を提供する。 店舗により異なるが、毎月25品のうち5品目程度の旬に合わせた商品を販売する予定。現在の1人当たりの客単価は約1010円だが、189円メニューの導入で約30円の単価アップを目指す。 スシローは昨年から関西の一部店舗などで、この189円のすしを実験。好評だったことから、全国店舗に広げることを決めた。首都圏では今月から対応店