米デルタ航空のリチャード・アンダーソン最高経営責任者(CEO)が来日して31日、都内で記者会見し、日本国内の拠点となる空港を「成田から羽田に移す用意がある。都心に近い空港の方が便利なのは明らか」と話した。 国土交通省は来年の夏ダイヤで、羽田空港の昼間の時間帯の国際線発着枠を3万回、増やすことで各国当局と調整を進めている。1日あたり約40便となり、国内航空会社と海外航空会社とで20便ずつとする方針。 アンダーソンCEOは「羽田で将来的にオープンスカイが実現すれば、実際に成田から拠点を移せるだろう。その際にはデルタとして1日25便が必要になる」とした。