中国四川省の蘆山県で23日、雨を避けながら朝食のちまきをゆでる住民ら=小山謙太郎撮影中国蘆山県の中心部は23日午前、地震発生後初となる本格的な雨に見舞われた。避難所のテントは防水が十分ではないものも多い=小山謙太郎撮影 【蘆山(中国四川省)=小山謙太郎、北京=奥寺淳】中国四川省を襲った地震は23日午前、生き埋めになった人の生存の節目といわれる発生から72時間が過ぎた。震源地の同省雅安市蘆山県はこの日、地震発生後、初めて本格的な雨が降った。中国政府は救援が遅れた地域での人命救助を続けている。 国営新華社通信によると、同日朝までに確認された死者は193人、行方不明者は25人、けが人は1万2211人となった。 蘆山県の中学校の避難場所ではテントを70張り設置、1500人が寝起きする。テントの床は防水ではない。がれきを積んで板を渡し、物がぬれないようにしている。 9人家族で避難している楊国