図書館流通センター(TRC、東京・文京)発のベンチャー企業、TRC‐ADEAC(同)が3月に開始した歴史資料のネット閲覧サービスが注目されている。地方の図書館や博物館に眠る郷土史や古文書、絵図をデータベース化して同社のサイトに公開する仕組みで、サイトにアクセスさえすれば資料をみることができる。自治体にとっても地域への関心を高める手段となりそうだ。 ▼自治体史・歴史資料検索閲覧システム 歴史資料をデジタル化し、ネット上で無料で検索・閲覧するための基盤。複数の資料を横断的に同時検索できるほか、関連資料がある他のサイトへのリンクもつける。