日本は国全体で人口減少フェーズに入っています。このまま行くと、2050年には今より、20%近く人口が減少するという予測もあります。人口の増加というのは国の成長率を決定する1つの重要な要因です。生産に寄与すると同時に、国内が消費エリアとしても成長することになります。投資を考える際、この人口動態というのは、とても重要なファクターになります。 日本の人口減少の中で、ミクロに観察すると、数は少ないですが、今も人口が増えている意外な都道府県が存在します。 この本によれば、これから2020年にかけて人口が増える都道府県は、東京、神奈川、沖縄の3つしかないと予測されています。つまり、関東エリアの一部と沖縄が、日本の成長エリアということができるのです。 今週発売の「日経ビジネス2012.8.6.-13.合併号」では、その沖縄経済圏について特集しています。 この特集でも、2007年〜2020年にかけての実質