21日、急性心不全のため死去した俳優の大杉漣さん。出演中のドラマの収録後に共演者と夕食を共にし、ホテルの自室に戻ったところで腹痛に襲われたという。大杉さんの死因となった「急性心不全」は、心臓の機能が止まった状態を示す。原因の病気として、福田医院の福田伴男院長(横浜市)は「動脈硬化から血管が詰まっての心筋梗塞か、不整脈の一種である心房細動のどちらかがほとんど」と指摘した。 【写真】22日に放送された「ゴチになります!」で船越英一郎、出川哲朗と笑顔で盛り上がった大杉漣さん 心筋梗塞も不整脈も、心不全に至る前に「放散痛」という痛みが体の各所に生じることがある。大杉さんは「おなかが痛い」と訴えたが「みずおち、肩甲骨、腕、背中、歯など痛みはさまざまな場所に生じる。時には腰や脚が痛いと訴えた人が心筋梗塞の場合もあり、どこかが痛いと言う患者さんは心筋梗塞も疑うのが医者のセオリー」(福田院長)。高血圧、喫