運航が天候などに大きく左右されるため、ほかの交通機関に比べると出発・到着時間が遅れることも多い飛行機。乗客の安全を第一に考えてのことと分かってはいても、中には「まだか、まだか」とイライラしてしまう人もいるだろう。確かに狭い座席でジッと待ち続けるのはストレスが溜まるものだが、先日、中国・上海で出発が1時間遅れた飛行機の乗客も、まさにこの心境だったに違いない。 8月30日、上海を出発するKLMオランダ航空機は、離陸許可を待ち続けること1時間が経過。いつ出発できるのか、見通しもわからない状況だった。すると、「乗客たちの暇つぶしになれば」と立ち上がったのが、飛行機に乗り合わせていたアムステルダム・シンフォニエッタの面々だ。 公式サイトによると、アムステルダム・シンフォニエッタのメンバーは北京と上海でのツアーを成功させ、オランダへ戻るために同便に乗っていたという。しかし、待ち時間が長くなるにつれ悪く