菅直人首相は16日、4〜6月期の国内総生産(GDP)の伸びが大幅に鈍化したことを受け、野田佳彦財務相、荒井聡国家戦略担当相ら関係閣僚に対し、景気動向を分析した上で報告するよう指示した。 首相は同日、首相官邸で記者団に、「為替の問題を含めて注意深く見ていく必要がある」と述べた。新たな経済対策を打ち出す可能性に関しては、関係閣僚の報告を踏まえて判断する考えを示した。 【関連記事】 ・ 日本経済のデフレ泥沼化も GDP伸び大幅減 ・ 4〜6月GDP、日中が逆転 日本は主要国で最低 ・ 伸びが大幅に鈍化 4〜6月実質GDPは年0・4%増 ・ 日本はマネー敗戦 編集委員・田村秀男 ・ 米国経済、日本型デフレの懸念 雇用悪化、消費萎縮で需要不足 ・ 医療費削減の“特効薬” ジェネリック医薬品