全国の公立の小中学校で非正規雇用の教員が増えていることについて、文部科学省は22日、各地の教育委員会に対し、教育の水準を保つために正規教員の採用に努めるよう求めました。 非正規雇用の教員は、去年5月の時点で、全国で11万5745人と、8年前の1.4倍に増えています。 これについて、文部科学省は22日、都道府県などの教育委員会の担当者を集めた会議の中で、「非正規の教員は児童生徒に継続的な指導ができないうえ、体系的な研修の機会も十分にない。教育の水準を維持するためには正規教員を配置すべきだ」と述べて、非正規雇用を削減して正規教員の採用に努めるよう求めました。 この問題について対策を始める教育委員会も出てきています。 このうち東京・稲城市では去年10月から新たに研修を行っています。 対象は、出産や病気で休職する教員に代わって原則1年未満の雇用を前提に担任を受け持つこともある人たちです。 稲城市で