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ブックマーク / econ101.jp (53)

  • タイラー・コーエン「サービス部門ではこういうお仕事もあったとか(ほんとかな?)」

    [Tyler Cowen, “Those old service sector jobs (speculative?),” Marginal Revolution, March 19, 2018] ダニー・ベイカーほどの権威が言うことなので、この話は絶対に事実だ。 60年代のハロッズでは、クビにされる役の人間が雇われていた――それはもう世界最高の仕事にちがいない。 パッと見ただけだと、この従業員はハロッズの最上階で品々の箱に囲まれながら腰掛けてパイプをふかしスポーツ雑誌を読みふけるだけでお金をもらっているように見える。しょっちゅう呼び鈴がならされ、その度に彼はあっちの売り場、こっちの売り場に呼びつけられる。駆けつけた先にはご立腹の顧客がいて、ハロッズの店長になだめられている。 今回のお客様はポンソンビー=ワッフルズ夫人だとしよう。夫人は、先日お買い求めになった高価な陶器のティーカップが欠け

    タイラー・コーエン「サービス部門ではこういうお仕事もあったとか(ほんとかな?)」
    walwal
    walwal 2018/03/20
    ツイッタージャパン社に存在するという「詫び老人」が思い浮かんだ。/本当にいろんな仕事があるようで……
  • フランシス・ウーリー「ビール品質格差指数」(2015年7月19日)

    Frances Woolley, “The Beer IneQuality Index”(Worthwhile Canadian Initiative, July 19, 2015) よくありがちなカナダ人のアメリカ産ビールに対する意見は、水っぽくてアルコールが弱いというものだ。しかしアメリカのビール醸造所は世界最高のビールをも生産している。アメリカ全土の地ビール醸造所の中に見事な品質のものが出てくるのだ。 アメリカについて驚愕するべきことは、国内の格差、もっと正確にいうと、ビールの品質の不均等さのレベルである。ドイツやベルギーといった国々、そしてスカンジナビア諸国も一般に、ビールの品質についてはそこまでばらつきはない。 問題は、なぜかだ。ビール品質の不均等は、他のものの格差の結果だろうか。例えば、収入や富の格差といった。それとも収入格差を生み出す力は、ビール品質の格差をも生み出しているの

    フランシス・ウーリー「ビール品質格差指数」(2015年7月19日)
  • アレックス・タバロック「オンライン・デートで人種間の結婚は増えたか?」

    [Alex Tabarrok, “Does Online Dating Increase Racial Intermarriages?” Marginal Revolution, October 11, 2017] 今日,新たに結婚する人たちのだいたい3分の1は,オンラインで出会ったカップルだ.オンライン・デートには,おもしろい特徴がある――まるっきり見ず知らずの人とマッチングされやすいんだ.これに比べて,たとえば友人からの紹介で引き合わされたり教会で知り合ったり地元のバーで出会ったりといった他のマッチング手法だと,すでになんらかのネットワーク内でつながりのある相手とマッチングされやすい.このため,オンライン・デートが盛んになってきたことで,いろんなネットワークで人々がお互いに結びつけられる方法が大幅に変わっている見込みが大きい.Ortega と Hergovich は,単純なモデルを考案

    アレックス・タバロック「オンライン・デートで人種間の結婚は増えたか?」
  • タイラー・コーエン「今日の小ネタ:日本のオピオイド消費量」

    [Tyler Cowen, “Japan (America) fact of the day,” Marginal Revolution, September 20, 2017] (…)そこで,日ではオピオイドの一日当たり標準消費量がどれくらいなのか考えてみよう.次に,それを2倍する.さらに2倍.またまた2倍する.そしてまた2倍.とどめに5回目の2倍.これだけやると,日の消費量は世界2位になる.アメリカはその上の1位だ. Vox の German Lopez 執筆記事から. 訳者の補足 コーエンが引用しているのは,スタンフォードの麻薬政策専門家 Keith Humphreys の発言.引用されている箇所の直前ではこう述べている: 最大の誤解は,「アメリカはオピオイド処方をごく正常に行っている」というものだ.そこで,一例として我々の比較対象に日をもってこよう.アメリカより人口が高齢化し

    タイラー・コーエン「今日の小ネタ:日本のオピオイド消費量」
    walwal
    walwal 2017/09/21
    日本の使用量が少ないのか、アメリカが使いすぎているのか……
  • タイラー・コーエン「若いアメリカ人はあまりスピリチュアルでもないみたい」

    [Tyler Cowen, “Young Americans are also less spiritual,” Marginal Revolution, September 6, 2017] アメリカの宗教に見られる潮流についてよく語れる物語では,スピリチュアリティが宗教に取って代わったという話になっている.(…)これが事実だった時期もあったかもしれない.実のところ,「i世代」は宗教的でもないしスピリチュアルでもない.「i世代」やミレニアル世代の若い方,18歳から24歳の人々は,他のどの年代/世代集団よりもじぶんを「スピリチュアルな人間」だと考えない傾向にある.20代後半から30代前半にあたるミレニアル世代の年長の人々と比べても,さらに大きくちがっている.(…) もちろん,こうしたちがいは世代ではなく年齢によるものかもしれない.もしかすると,いつの時代も若い人たちの方があまりスピリチュア

    タイラー・コーエン「若いアメリカ人はあまりスピリチュアルでもないみたい」
    walwal
    walwal 2017/09/07
    「ミレニアル世代」は知っていたけど「i世代」という言葉は知らなかった(本文とは直接関係ない感想)。
  • タイラー・コーエン「祖父の霊、売ります」(2004年12月5日)/アレックス・タバロック 「ビッグフットとUFOに関する計量経済学」(2008年9月1日)

    タイラー・コーエン「祖父の霊、売ります」(2004年12月5日)/アレックス・タバロック 「ビッグフットとUFOに関する計量経済学」(2008年9月1日) ●Tyler Cowen, “Phantom markets”(Marginal Revolution, December 5, 2004) 祖父の霊を怖がる6歳の息子を安心させるにはどうしたらいいだろう? そうだ、(インターネットオークションサイトである)eBay(イーベイ)で祖父の霊を売りに出そう。そのような母親の妙案に対してこれまでに34件を上回る入札があり、最高入札額は今のところ78ドルに達している(最新の情報によると、最高入札額は1万5000ドルにまで競り上がっている)。 「おじいちゃんの幽霊にそのうち出くわすんじゃないかって怖いんだよ」。母親のメアリー・アンダーソンが語るところによると、息子のコリンがそう語るのを聞いて祖父(

    タイラー・コーエン「祖父の霊、売ります」(2004年12月5日)/アレックス・タバロック 「ビッグフットとUFOに関する計量経済学」(2008年9月1日)
    walwal
    walwal 2017/06/18
    これからは怖がる子供に「おじいちゃんの霊はeBayで売ったから大丈夫よ」と説明するのだろうか……
  • タイラー・コーエン 「『お金』の使い方を学ぶサル」(2005年6月8日)

    ●Tyler Cowen, “Dubner and Levitt on monkey monies”(Marginal Revolution, June 8, 2005) サルに「お金」の使い方を教えることはどうやら可能なようだ。ダブナー&レヴィットの『ヤバい経済学』コンビがサルを被験者とする興味深い実験結果を紹介している。 ・・・(略)・・・オマキザルたちは「お金」というものを当に理解してると言えるんだろうか? それともオマキザルたちの欲が凄すぎてたまたまそう見えちゃってる(「お金」の何たるかを理解しているように見える)だけに過ぎないんだろうか? どうやら前者が正しいらしいことを示唆するいくつかの事実がある。おやつにキュウリを使った実験でのことだ。キュウリはサイコロ状に切って出す予定だったのだが、リサーチアシスタントを務めた大学院生の一人がキュウリをついいつもの感じで円形にスライスし

    タイラー・コーエン 「『お金』の使い方を学ぶサル」(2005年6月8日)
    walwal
    walwal 2017/03/22
    このオマキザルのエピソードはレーヴィットの『超ヤバイ経済学』にも載ってたなあ。
  • タイラー・コーエン「多くの人にとってアメリカンドリームは消失してしまっている」

    [Tyler Cowen, “For many people, the American dream has been vanishing,” Marginal Revolution, December 9, 2016] 1940年に生まれた赤ちゃんたちが30歳の大人になったとき,親が30歳で稼いでいた課税前の世帯所得を上回っていた人たちはおよそ92パーセントいた.(もっと上の年齢の課税後所得でも結果は同様だ) (…)1980年生まれの赤ちゃん――いま36歳になっている人たち――の場合,アメリカンドリームをはかるこの指標は,50パーセントにまで落ちている:つまり,親が同年齢のときに稼いでいた額を上回った人たちは,半数にすぎない. 上記は,『ニューヨークタイムズ』のデイヴィッド・レオンハートの記事から引用した.紹介されている元ネタは Raj chetty による新研究だ.Jim Tanker

    タイラー・コーエン「多くの人にとってアメリカンドリームは消失してしまっている」
    walwal
    walwal 2016/12/22
    下がったとはいえ、1980年生まれの半分は親より稼いでいるのね。
  • アレックス・タバロック「労働参加率とビデオゲーム」

    [Alex Tabarrok, “Labor Force Participation and Video Games,” Marginal Revolution, September 16, 2016] 〔以前とりあげた〕エリック・ハーストが新しい研究を論じている: 平均で見て,20代男性で低技能の人たちは2000年代前半から2015年にかけて週あたり約4時間ほど「余暇」が増えている.誰でも与えられている時間は同じなので,余暇が増えているなら,他のなにかが減っている.働く時間が減ったことで,低技能男性の余暇は増加できている.筆者の計測で余暇に含めるものは幅広い.趣味友人との交際,運動,TV視聴,買い物,ゲーム読書などをまとめて余暇に含めている. 週あたり4時間ふえた余暇のうち,なんと3時間もがビデオゲームに費やされている.2014年の数字では,平均的な若い低技能の失業男性はビデオゲーム

    アレックス・タバロック「労働参加率とビデオゲーム」
    walwal
    walwal 2016/09/21
    読んで「テトリスは西側諸国の生産性を落とすためにソ連が開発したゲーム」というジョーク(陰謀説)を思い出した。
  • アレックス・タバロック「ヒラリー・クリントンのデータ分析の皮肉」

    [Alex Tabarrok, “The Irony of Hillary Clinton’s Data Analytics,” Marginal Revolution, September 8, 2016] バラク・オバマの大統領選挙ではデータが採用された.他方,ヒラリー・クリントンの選挙戦は,はじめからデータによって形成されている.『ポリティコ』がすごい記事を掲載している: クリントンの分析担当部署のスタッフたちが座る席の上には,天井からつり下げられた標識にこう印刷されている――「統計的に有意」.そして,選挙対策の司令部がせわしなく活動していない真夜中のほんの数時間には,分析チームのコンピュータが秋の大統領選挙について40万通りのシミュレーションを実行している.やろうとしているのは,ようするに,11月8日にありうる事態の大規模なストレステストだ. (…)「ここまで分析を重視した選挙戦な

    アレックス・タバロック「ヒラリー・クリントンのデータ分析の皮肉」
    walwal
    walwal 2016/09/10
    クリントン陣営はここまでやっているのか。
  • タイラー・コーエン「いたるところに市場あり:マイアミ編」

    [Tyler Cowen, “Miami markets in everything,” Marginal Revolution, March 19, 2016] いずれ起こるべくして起こる運命だったのだ.マイアミがシャンペン・マシンガンを発明するまでこんなに時間がかかってしまったのがむしろ驚きだ.なにしろ,シャンペンもマシンガンもこの都市の形成で大きな役割を果たしたのだから.ともあれ,ついに製品の登場だ.お値段はたったの459ドル. 発明の主は Jeremy Touitou だ.彼によると,これが「世界初のシャンペン銃」だという. 記事全文はこちら.この記事を教えてくれたダニエル・リップマンは,例の御仁の事実チェック記事も書いている. 訳者の註記:どんなものか気になる方は,こちらの動画を参照.

    タイラー・コーエン「いたるところに市場あり:マイアミ編」
    walwal
    walwal 2016/03/23
    動画を見たけど、ウォーターガンのシャンペンバージョンという理解でいいのかしら?
  • アレックス・タバロック/タイラー・コーエン「ノーベル経済学賞はアンガス・ディートンが受賞」

    Alex Tabarrok “Angus Deaton wins the Nobel“(Marginal Revolution, October 12, 2015) プリンストン大学のアンガス・ディートンがノーベル賞を受賞した。世銀と協力しつつ、ディートンは途上国に関するデータを拡大するのに非常に大きな役割を果たしてきた。読者諸兄が世界の貧困が史上初めて10%を下回ったという記述を目にして、それをどうやって把握したのかをということを知りたいのであれば、その答えはディートンによる家計調査、データ収集、厚生の計測だ。ディートンの主要な貢献は、世界の貧困についての理解と計測だと私は考えている。 厚生の計測は言うは易し行うに難しだ。2つの異なる国の生活水準はどのように比べれば良いだろうか。所得を単に為替レートで換算してみたとしよう。残念だが、これはうまくいかない。全ての財が貿易されるわけではないか

    アレックス・タバロック/タイラー・コーエン「ノーベル経済学賞はアンガス・ディートンが受賞」
  • 2015年4月〜6月の翻訳料の支払実績 - 経済学101

    2015年4月〜6月の翻訳料の支払実績をご報告いたします。 [table id=1 /] 翻訳料の支払いを通じて翻訳の質・量の向上が期待されます。またそれによって読者の方々がメリットの増加を感じていただけたら寄付をしていただければ幸甚です。配信記事の質・量の向上と寄付の増加が好循環を生むことを願っています。 *毎月Cloud Paymentを通じて寄付された金額の60%を原資とし、翻訳量(元記事のワード数)の比率に応じて各翻訳者に分配しています。

    2015年4月〜6月の翻訳料の支払実績 - 経済学101
    walwal
    walwal 2015/09/10
    単純に寄付額を1口(980円)で割ると、現在60人(口)ぐらいが定期的に寄付を行っているのか。これは多いのだろうか、それとも少ないのだろうか。
  • アレックス・タバロック 「宇宙旅行への道は険し」(2014年11月1日)

    ●Alex Tabarrok, “Space Tourism Still Not Ready for Flight”(Marginal Revolution, November 1, 2014) 「あと10年もしたら、10万人が宇宙旅行に出かけることになる」とバート・ルータン(Burt Rutan)が予測したのは10年前。その当時、私は「宇宙旅行はもうすぐそこに迫っているか?」(“Is Space Tourism Ready for Takeoff?”)と題した記事を書いて、かなりの反響を呼んだ。私の答えは「ノー」というものだったが、それは10年後の今も変わらない。 宇宙旅行をめぐるビジョン(構想)の数々にはワクワクさせられるが、宇宙旅行はビジネスとして成り立つまでにはまだ至っていないと言わざるを得ない。障害となっているのは、金銭(費用)面の問題ではなく――宇宙旅行のためならば、大枚をはた

    アレックス・タバロック 「宇宙旅行への道は険し」(2014年11月1日)
    walwal
    walwal 2014/11/28
    まだまだ事故率が高いのか。
  • マーク・ソーマ 「睡眠不足と『楽観主義バイアス』」(2011年3月8日)

    ●Mark Thoma, “Sleep Loss and “Optimism Bias””(Economist’s View, March 8, 2011) サイエンティフィック・アメリカン誌が運営しているブログの記事(“Short on sleep, brain optimistically favors long odds”)によると、睡眠不足の状態でギャンブルに手を出すのは控えた方がいいとのことだ。 ・・・(略)・・・新たな研究結果によると、一晩徹夜するだけでも、一か八かの賭けに出る可能性が高まるということだ。・・・(略)・・・ デューク大学に籍を置く研究チームは、29名の健康な被験者にいくつかのギャンブルゲームを行ってもらい、fMRIを用いてその最中の脳の活動の様子がどうなっているかを調べた。一晩ぐっすりと眠った後にゲームを行った被験者のグループは、実生活で大抵の人が示すのと同じよ

    マーク・ソーマ 「睡眠不足と『楽観主義バイアス』」(2011年3月8日)
    walwal
    walwal 2014/11/28
    睡眠不足というか疲れている状態だと将棋の指し手が荒くなる(大技狙いや勝手読み等)。最近は何事にも体調管理の重要さを感じる日々。
  • タイラー・コーエン 「2014年度のノーベル経済学賞受賞者は・・・ジャン・ティロール!」

    ●Tyler Cowen, “The 2014 Nobel Laureate in economics is Jean Tirole”(Marginal Revolution, October 13, 2014) 今回のノーベル経済学賞は「経済理論」の分野に授与されたものだと言えるだろう。それも「厳密な」経済理論の分野に対するものだ。ティロールの功績は「プリンシパル=エージェント理論」の発展に貢献し、経済学の分野で数理的な精緻化を推し進めた点にあると言えるだろう。ミクロ経済学の幅広い分野――その大半は産業組織論の分野に含まれるものだが、ファイナンスや金融規制、行動経済学、そして公共選択論の分野にまで及んでいる――における数々の命題を数理的に精緻化する動きを先導した人物の一人がティロールなのだ。彼の経済学者としての守備範囲は彼を高く称える多くの人々が考えているよりもずっと広い。 ティロールは

    タイラー・コーエン 「2014年度のノーベル経済学賞受賞者は・・・ジャン・ティロール!」
  • タイラー・コーエン 「日本のテレビ番組に見る『ただ乗り問題』 ~三銃士 vs 50人の素人集団~」(2014年5月7日)

    ●Tyler Cowen, “The free rider problem as illustrated by a Japanese fencing video”(Marginal Revolution, May 7, 2014) ジェイソン・コッキー(Jason Kottke)のブログより。 日テレビ番組で、少々風変わりなフェンシングの試合が組まれた。3名のプロ選手――「三銃士」――が50人の素人集団を相手に試合を行ったのである。 正直言って、あんなに面白い展開になるなんて思いもしなかった。①素人集団が束になってかかって、三銃士があっという間にやられてしまうか、②試合が30秒を超える長期戦になって、三銃士が素人を手際よく次々と始末していくか、のどちらかになるだろうなって予想していたのだ。しかしながら、待っていた結果は何とも興味深いものだった。 50人の素人集団は、やるべきことをやらな

    タイラー・コーエン 「日本のテレビ番組に見る『ただ乗り問題』 ~三銃士 vs 50人の素人集団~」(2014年5月7日)
  • ポール・クルーグマン「知識人に対する保守派の攻撃」

    Paul Krugman, “A Conservative Attack on Intellectuals,” Krugman & Co., August 8 2014. [“Anti-Intellectualism That Dares Not Speak Its Name,” The Conscience of a Liberal, August 2, 2014.] 知識人に対する保守派の攻撃 by ポール・クルーグマン Ruth Fremson/The New York Times Syndicate 右翼連中が,宇宙物理学者ニール・デグラース・タイソンを攻撃してる.いまや,最近出た『ナショナル・レビュー』の特集記事で極点に到達している.この一件は,いくつもの理由で目を見張る.ぼくが見たところ,とくに興味を引くのは,連中が2つの方向で物事をとらえようとしてる点だ.一方では,事実と証拠

    ポール・クルーグマン「知識人に対する保守派の攻撃」
    walwal
    walwal 2014/08/08
    共和党は科学者に人気がないのね……
  • タイラー・コーエン 「恋愛はチョコレートの味がする?」(2003年11月13日)

    ●Tyler Cowen, “What is love?”(Marginal Revolution, November 13, 2003) 脳スキャンを用いた最新の研究によると、恋に落ちたばかりのカップルは、感情ではなく、モチベーション(やる気)や衝動(drive)に駆られているということだ。 付き合いたてのカップルの脳の働きを観察すると、ドーパミンが大量に分泌される部位が活発に活動していることが見て取れるという。その部位はやる気や報酬と関わりがあり、二人の関係がアツアツであるほど、その部位の活動はますます活発になるということだ。 この記事の白眉と思われる箇所――あるいは、最悪な箇所と言うべきか?――を以下に引用しておこう。 fMRIでスキャンした脳の画像によると、付き合いたての段階では、尾状核や腹側被蓋野の活動が活発になり、計画(planning)や快楽(快感)の追求に焦点が合わせられる

    タイラー・コーエン 「恋愛はチョコレートの味がする?」(2003年11月13日)
    walwal
    walwal 2014/06/15
    チョコレート買ってくるか
  • ラルス・クリステンセン 「政策協調、ゲーム理論、サムナー批判」(2012年8月25日)

    ●Lars Christensen, “Policy coordination, game theory and the Sumner Critique”(The Market Monetarist, August 25, 2012) 今回紹介するのは、アラン・ブラインダー(Alan Blinder)が1982年に執筆した論文(pdf)だ。タイトルは、「金融政策と財政政策のコーディネーションにまつわる論点整理」(“Issues in the Coordination of Monetary and Fiscal Policy”)となっているが、論文の中では次のようなたとえ話が持ち出されている。 ここで、自動車教習所の車をどう設計したらよいかという問題について考えてみることにしよう。教習車には、運転席と助手席のどちら側にもハンドルとブレーキが備え付けられている。教習生と指導員との間で「コーデ

    ラルス・クリステンセン 「政策協調、ゲーム理論、サムナー批判」(2012年8月25日)