「こっから先は修行っす」 スキップの松村雄太(永山運送株式会社)は、ラウンドロビン(予選リーグ)突破を4位で決めたあと、そう言って苦笑いを浮かべた。それでも、強い相手と楽しそうにプレーしているようだけど、と伝えると、うーんと首を傾げる。 「楽しいっちゃ楽しいんですかね。でも正直、そこまで到達してないというか、そんな余裕はないっすね」 初の世界選手権に挑んだ日本代表のコンサドーレは、大会序盤から好調を維持し、今季のツアーランキング首位を走る準優勝のカナダ代表チーム(Koe)に勝利するなど星を稼いだ。9勝3敗の4位でラウンドロビン(予選リーグ)を通過したが、サードの清水徹郎(株式会社シズナイロゴス)が「楽な試合なんてなかった。ギリギリで食らいついていけたのは良かったけれど、大会前は『1勝もできないかもな』と思ってたくらいですから」と語ったようにタフなゲームが続いた。 それでも大会を通して90%
「初めての世界選手権で、自分たちがどこまでできるかわかった」(フォース・北澤育恵) 「長い大会で最終日まで残れたのは自信になる」(サード・松村千秋) カーリング女子日本代表の中部電力が、7年ぶりに世界選手権(デンマーク・シルケボー)に出場して4位という好成績を残した。冒頭のコメントは、帰国した選手たちの第一声だ。選手たちは皆、疲労の色を少し見せながらも、それぞれ充実した表情で各々の思いを語ってくれた。 2016年のスウィフトカレント(カナダ)大会で、ロコ・ソラーレが日本勢初の世界選手権でのメダル(銀)を獲得した。それに次ぐ今回の4位という結果は、2008年のバーノン(カナダ)大会でチーム青森が残した成績と同じだが、当時は参加12カ国だったことを思えば、今回のほうが躍進という印象が強い。快挙とまではいかなくとも、大健闘と言っていいだろう。 世界選手権で4位という好結果を出した中部電力。左から
代表選手たちを一挙ご紹介します。 (速報版、写真付きでより詳しい選手紹介は現在準備中です)...記事を見る
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く