DSを震源地としたライトユーザーブームはただのブームではなく、大きな地殻変動であり、それはかつて映像メディアで起こった「映画→テレビ」の歴史的転換期に匹敵する。過去の2つの記事で書いてきたこのビジョンが、急速に日本のゲーム業界人の共通認識になりつつあります。 日本のゲーム界は「映画→テレビ」に匹敵する歴史的分岐点を迎えているゲーム業界は10年のループを抜け出せるのか? たとえば、コナミの小島監督も同じような認識を持っておられるようです。テレビ的、テレビのバラエティ番組的な軽さと日常性を追求したDSやWiiが多くのユーザーから支持を集めることは、皮膚感覚として感じ取っているみたいですね。世の中の変化についていけず、本質的な変化を「一過性のブーム」と断じるゲーム開発者が少なくない中、変化を鋭敏に察知するセンスはさすがの一言。 けれども小島監督は周知のように大の映画好きで、映画的なゲームの制作者