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【interview】 常に"発達"の視点を持って患者さんを診ることが, 広汎性発達障害の正しい診断につながる 広沢正孝氏(順天堂大学スポーツ健康科学部健康学科教授・精神保健学)に聞く 「成人の発達障害」や「アスペルガー症候群」といった概念は,社会で何らかの"生きにくさ"を感じていた人々に,その理由を明快に示し得ることから,今や広く一般にも認知されつつある。しかし障害の本質が見えないまま,呼称のみが独り歩きしている感も否めない。本紙では『成人の高機能広汎性発達障害とアスペルガー症候群――社会に生きる彼らの精神行動特性』(医学書院)を著した広沢氏にインタビュー。この障害を正しく理解し,"生きにくさ"を解決するためのヒントを聞いた。 周囲に理解されない人々 ――成人の高機能広汎性発達障害(高機能PDD)の概念は今,一般のマスメディアなどでも話題ですが,どのような障害なのでしょうか。 広沢 高機
最近、うちの病院で新患のしかも初発の統合失調症の人をほとんど診なくなった。新患はうつ状態が最も多い。よく考えると、いつか過去ログに出てくる「3人の女性患者」のうちの1名を診て以来、初発の新患は全く診ていないので、新規発生患者は非常に少なくなっていることが予想できる。 一般に、教科書的には統合失調症の発病率は0.8%くらいと言われている。たぶん、現在の真の発病率は0.4%くらいではないのかしらん?と思ったりする。若い統合失調症の患者さんを全く診ないかというとそうでもなく、例えば措置鑑定とか医療観察法の鑑定で診るので全然いないことはない。しかし、うちのようなタイプの病院にはあまり来ない。 単に操作的に診断すれば、幻聴などの陽性症状が一定の期間続けば、統合失調症と診断して良いため、マギレの人々が入り込んで、結局、従来と同じ0.8%となると言うのはあるかもしれない。これは時々過去ログでも触れている
精神科病院に、広汎性発達障害の診察ができるかどうかの調査が来ることがある。 広汎性発達障害は、どこの精神病院でも結果的に診ているが、「広汎性発達障害の診察ができるかどうか」と問われると、どのように答えて良いか困る。 普通、精神科病院では、古典的精神疾患を多く診ているということもあり、「広汎性発達障害を診る」と積極的にはアピールして良いほど、マンパワーはないのが普通である。 一般の精神病院では本来、広汎性発達障害を想定しないで建てられているので、施設的にも対処しにくくなっている(広汎性発達障害を診るためには全体の個室率が高い方が良い)。(参考) 積極的にアピールしないのは、種々の要因がある。 従って、広汎性発達障害は積極的には受け入れていない病院に登録しておく。(実際は登録という感じではないのだが)。 県内では、○○病院と△△病院・・が児童思春期を診ているといった感じで、なんとなく「住み分け
自閉症スペクトラムは、なだらかに正常に近い人たちから明確な自閉症の人まで連続していることを言っている。コアな自閉症やアスペルガーだけでなくその周辺群も含めているので、しばしば平面的なイラストで表されている。つまり、分類不能の広汎性発達障害などもすべて1疾患として平面上に置ける形になっているのである。 実は自閉症スペクトラムは生来性の器質性疾患の1パターンに過ぎないので、器質性の程度を考慮すれば立体的になっていると言った方が、より正確に表現していると言える。つまり、自閉症スペクトラムは器質性障害の中の狭い範囲のことを言っているのである。(3次元の軸は器質性障害の程度である。) 器質性背景があまりにも大きい場合、もし自閉症スペクトラムの範囲に分類できる人なら古典的カナー症候群と言えるだろう。このスペクトラムに入らない人は重い知的発達障害と言うほかはない。 注意したいのは、やはり全体から言えば、
統合失調症とアスペルガー症候群の患者さんの表情であるが、おおむねアスペルガーの人の方が良い顔をしていない。いつも不愉快というか、嫌な顔をしているんだな。わりあい落ち着いてきても、表情がいまいちなのはなぜだろうか?とよく思っていた。 もちろんうつ状態だとかそういうのもあるけど、彼らには「恨みの気持」が強いことが関係しているように思うようになった。 普通、「家族への敵意」は、いろいろな精神科疾患でみられるので、特異性があるとまでは言えないけど、本来、器質性の色彩が強いように思っている。だから特に身近な人、家族ももちろん含むが、そういう人たちへの「恨み」、「怒り」、「被害関係妄想」は、統合失調症的とは言えない。 てんかん性精神病だとか、生来に脳に障害を負ったような人はそのような気持が出現しやすい。統合失調症ではそのようなものが出ないかと言うと、そうでもなくて、この傾向にはあまりにも例外が多すぎて
突然、苛立ちがエスカレートするとき 僕と息子がその病院を初めて訪れたのは、8月下旬の、とにかく暑い夏の日だった。 僕たちが病院の最寄り駅で電車から降りたのは、午後3時ちょうど。一日で一番気温が高くなる時間だった。文字通り、うだるような熱と湿気が押し寄せて、全身からどっと汗が噴き出した。 でも、駅のプラットフォームに立った僕をイライラさせたのは、その暑さなんかじゃなかった。そんなことは、正直、どうでもよかった。 僕にとっての最大の問題は、何よりも、予約した診察時間までこれから30分もあることだった。病院はまだ昼休みの時間帯とかで、中に入れない。やむなく、何かをしてその時間を潰すしかなかった。「30分もあるんだな」と、僕は息子に言い聞かせるともなくつぶやいて、改札口を出た。 駅の周りを見渡しても、息子と一緒に入って時間を潰せるようなファミリーレストランはないようだし、こういうときに一番頼りにな
「彼はいつも落ち着きがないけど、ADHDなんじゃないの?」「あの人のこだわりの強さは、アスペルガーっぽいよね」。――近ごろ、こんな会話が日常で交わされるのもめずらしくなくなってきた。ADHD(注意欠陥・多動性障害)もアスペルガー症候群も、広汎性発達障害と呼ばれ、ここ十数年のあいだに広く認知されるようになったもの。この発達障害に関する本が、子ども向けのものから大人向け、さらにはマンガまでと、いま急増しているのだ。 元記事はこちら 最近では、2012年「科学ジャーナリスト大賞」を受賞した新聞連載をまとめた『ルポ・発達障害:あなたの隣に』(下野新聞編集局 取材班/下野新聞社)や、同じく新書の『発達障害と呼ばないで』(岡田尊司/幻冬舎)などが刊行されたばかり。また、『発達障害の子どもたち』(杉山登志郎/講談社)は18万部のロングセラーとなり、昨年にはその続編『発達障害のいま』(杉山登志郎/講談
大阪市平野区の自宅で昨年7月、姉(当時46)を刺殺したとして殺人罪に問われた無職大東一広(おおひがし・かずひろ)被告(42)の弁護人が、発達障害を理由に検察側の求刑(懲役16年)を上回る懲役20年とした大阪地裁の裁判員裁判の判決を不服として控訴した。11日付。 先月30日の判決は「被告の障害に対応できる受け皿がなく、再犯の恐れが強い。許される限り長期間、刑務所に収容することが社会秩序の維持につながる」と指摘した。これに対し、日本弁護士連合会や日本自閉症協会などから「障害への無理解と偏見がある」などと批判が相次いでいる。 ◇ 先月大阪地裁で求刑を上回る懲役20年の判決を受けた発達障害の男性被告の控訴を受け、障害者の支援団体「日本発達障害ネットワーク」は13日、「(発達障害の一種の)アスペルガー症候群の特性を正しく理解した裁判が行われることを期待する」との声明を出した。 都内で
大阪地裁の裁判員裁判で先月、被告が発達障害の一つ「アスペルガー症候群」であることを理由に求刑を上回る懲役20年の判決が言い渡されたことについて、日本弁護士連合会は10日、判決を批判する山岸憲司会長名の談話を出した。「発達障害への無理解と偏見がある」とし、評議の中で、裁判員に刑の重さを判断するうえで必要な医学、社会福祉関連の情報が提供されるよう求めた。 判決は、社会で受け皿が用意されておらず、再犯のおそれが強い▽許される限り長く刑務所に収容することが社会秩序維持に役立つ――と指摘。懲役16年の求刑を上回る量刑とした。日弁連は談話で「受け皿が各地に整備されつつある現状を見過ごしている」「刑務所での治療体制は不十分で、長期収容による改善は期待できない」などと指摘した。 この判決に対しては、日本自閉症協会などからも抗議声明が出ている。 関連リンク「無理解と偏見の差別的な判決」 自閉症協会などが
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発達障害と認定した男性被告(42)を、懲役16年の求刑を上回る懲役20年とした大阪地裁判決に対し、触法障害者らの支援活動にあたる「共生社会を創る愛の基金」は3日、「障害の認識に重大な誤りがある」とする意見を発表した。同基金は、郵便不正事件で無罪が確定した厚生労働省元局長の村木厚子さんの寄付などで設立された。 地裁は先月30日の判決で、姉への殺人罪に問われた被告に求刑を超える判決を出した理由を「被告の障害に対応できる受け皿がない」「長期間の刑務所収容が社会秩序の維持につながる」とした。これに対し、同基金は、刑務所などを出た障害者を支える地域生活定着支援センターが全国にできた点などを指摘。「受け皿をつくる取り組みは進んでいる。障害を理解した上での矯正が必要だ」と訴える。
Yahooのトップページに出た記事はすごく多くの人の目に触れるわけで、やはり注意を促しておかないといけない。ましてや、過去に「発達障害」関係でいろいろと困った記事を載せてきた産経新聞では、なおさらである。 増える大人の発達障害 仕事に支障、ひきこもりも http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120110-00000085-san-soci ざっと読むと穏当な記事のようにも見えるが、この記事でいったい何を伝えたいのかを考えながら丁寧に読めば、迷惑なメッセージがひっそりと織り込まれているようにも思う。 社会モデル的な障害観が見られないのはいつものことなのだが、真っ先に「発達障害者支援法」「行政の支援」に触れているので、なんだか当事者のしんどさに寄り添おうとしているかのように見える。 そうして読み進めると「大人の二次障害」が大きく取り上げられていく。なぜ「大人の
東京大学(東大)大学院医学系研究科神経細胞生物学分野の岡部繁男 教授らの研究チームは、細胞骨格の一種で微小管をレールとしてその上を動く分子モーター「ダイニン」と結合し、その機能を制御することが知られている遺伝子「Lis1」が、脳の中で神経細胞の間のシナプスと呼ばれる"つなぎめ"にも存在し、Lis1によって制御されたモーター分子によりシナプスが微小管に沿って移動し、最終的に正しい場所にシナプスが配置されるということを明らかにした。同成果の詳細は「Nature Communications」(オンライン版)に2012年3月6日に掲載された。 脳の発達障害の原因となる遺伝子には様々なものがある。Lis1遺伝子の異常により引き起こされる滑脳症は、脳の発達早期に幼弱な神経細胞が正しい場所に移動できず、結果的に脳の表面のしわがなくなってしまい、知的発達障害や、脳興奮が抑制できないためのてんかん性発作な
通信社などの勤務を経て、フリーのジャーナリストに。1997年から日本の「ひきこもり 」界隈を取材。東日本大震災直後、被災地に入り、ひきこもる人たちがどう行動したの かを調査。新刊は『ルポ「8050問題」高齢親子〝ひきこもり死〟の現場から 』(河 出新書) 他に『ルポ ひきこもり未満』(集英社新書)『ひきこもる女性たち』(ベ スト新書)、『大人のひきこもり』(講談社現代新書)、『あのとき、大川小学校で何 が起きたのか』(青志社)など多数。TVやラジオにも多数出演。KHJ全国ひきこも り家族会連合会本部広報担当理事。東京都町田市「ひきこもり」ネットワーク専門部会 委員なども務める。YAHOO!ニュース個人オーサー『僕の細道』 「引きこもり」するオトナたち 「会社に行けない」「働けない」――家に引きこもる大人たちが増加し続けている。彼らはなぜ「引きこもり」するようになってしまったのか。理由とそ
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