原因を調べたところ、生産した農家が、放射性物質の付着したもみすり機械を洗浄せずに使っていたことが判明。コメ自体が原因ではないため、県はこの農家の地域に出荷自粛の要請はしないとしている。 県によると、今年産のコメを袋入り(1袋30キロ・グラム)の状態で放射性物質検査する「全袋検査」で、この農家が生産した玄米283袋のうち、1袋から高い値の放射性物質を検出。このため、精度の高いゲルマニウム半導体検出器で再度調べた。 その結果、玄米から国の規制値(1キロ・グラムあたり100ベクレル)を超える170~290ベクレルの放射性セシウムを検出した。ただ、玄米を洗浄したところ、濃度は同15~25ベクレルに低下した。