生花,Ikebana, 雑記 | 23:36 | 昨日(13日)のNHK番組『歴史秘話ヒストリア』が聖徳太子を取り上げていたなかで、生け花には聖徳太子の「和の精神」が今でも息づいているという話が出てきたので、生け花をたしなむ者のひとりとして、これについて若干補足したい。 というのは、「和を以て貴しと為す」という言葉は、現代では「出る杭は打たれる」、「波風を立てるな」、「空気読め」といった協調性を過度に重視する風潮や、なれあい、妥協といったイメージでとらえられることがあるからだ。しかし、本来の意味はこうしたイメージとは違う。 13日の『歴史秘話ヒストリア みんなでいい国にしよう!〜プリンス聖徳太子 ニッポン補完計画〜』では、時間の関係なのだと思うけれど、生け花の先生が語った時間はわずか10数秒だったので、生け花において「和の精神」が具体的にどのように生かされているのか、十分には伝わらなかった