<メディアの「市民感覚」とは「貧民感覚」なのか> 大マスコミの“魔女狩り”が続いている。民主党の小沢一郎元代表(69)が裁判で土地購入資金の4億円の原資について詳細に説明。すると、今度は「億単位のカネが手元にあるのはおかしい」「巨額の蓄財は許せない」と批判の矛先を変え始めた。 この指摘もピンボケだ。 小沢の議員歴は40年を超え、選挙の「要」である幹事長を与野党で務めた。そんな大物政治家の動かすカネが、サラリーマンの小遣い並みにショボイはずがないし、これは何も小沢に限ったことじゃない。 例えば、渋谷区富ケ谷にある3階建ての高級マンション。土地面積は約1140平方メートルで、現在は自民党の安倍晋三・元首相の実母などが住んでいる。安倍の父・晋太郎元外相が75年に購入したものだ。 「一帯は代々木公園に近く、路線価で1坪約270万円の値が付く。実勢価格なら1坪300万~400万円はするでし