消費増税で永田町が混乱するのと同時に、橋下叩きが激化している。増税、原発再稼働・・・・・・「腐った統治システムの破壊者」を自任する橋下氏が潰れて笑うのは誰か。〝反乱軍〟の背後に敵の正体が見える。 制御不能の人間兵器 「橋下さんは国政に出ると言ってるでしょ。調子に乗るなと言いたいわ」 永田町の政界が、消費増税問題で大揺れする中、その動向に再び注目が集まっているのが、橋下徹・大阪市長だ。内紛状態の民主党は、もはや党としての体を成しておらず、分裂・消滅は秒読み段階にある。 もし、近い未来に解散・総選挙が行われた場合、橋下氏はどんな決断を下し、行動するのか。中央の動揺が大きくなればなるほど、同氏の存在感は増していく。ところが、そんな大阪市長に、冒頭のように「ダメ出し」をするのは、三起商行(ミキハウス)社長の木村皓一氏である。 木村氏は'08年の大阪府知事選で橋下氏を擁立、その後も「経済人・大阪維新