中村氏が3年前にドヤ顔発表した「メディア政策10の目標」という試案を振り返りつつ、新たな環境に立ち向かう作戦を考えよう 3年間で様変わりしたメディアの局面 2009年5月、私は「メディア政策10の目標」という試案を発表した。焦っていた。地デジ整備の展望も融合法制の成立も見通すことができない。GoogleやAppleなど海外からの大波も押し寄せてきている。民主党政権誕生の4カ月前で、いよいよ政治は混沌とし、霞が関は脳死状態。 それまで私は、産官学の論議を高めて民主的に政策を進めるスタイルを尊重していたが、もうそんなフワフワした態度じゃダメだ。手触り感のある対策を敢然と進めよう。そこで10のテーマを政治・行政に突き付けることにした。 あらためて書き出してみる。以下の10点だ。 全番組がテレビ、PC、ケータイでアクセスできる。(現在13%の地上放送二次利用比を2015年に50%に引き上げる。)