同僚だった男性自衛官から性的ハラスメントの被害を受けたとして裁判を戦ってきた元自衛官の五ノ井里奈さんと、五ノ井さんの代理人を務める大田愛子弁護士が12月13日、外国特派員協会で会見し、12日に福島地裁で出された被告3人に対する有罪判決について心境を語った。 「笑いをとるための行為でも犯罪だということを、彼らが知る必要があったと思う。日本社会に対しても、悪いものは悪いということを知らせることができたのは、良かったと思う」と五ノ井さんは判決の意義を語った。 五ノ井さんは自衛官だった2021年に複数の男性隊員に体を押さえ付けられ、腰を擦りつけるなどの性的な接触を強要されたと訴えてきた。当初、被告は五ノ井さんに謝罪していたが、裁判では一転して無罪主張に転じていた。12日に福島地裁は3人に対し、強制わいせつ罪で懲役2年、執行猶予4年の有罪判決を言い渡した。 これまで命を削るように闘ってきたと語る五ノ
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