(CNN) 中国のメーカーが製造して同国で子どもに投与されていた狂犬病などのワクチンに不正が発覚し、中国国家食品薬品監督管理総局(CFDA)が調査に乗り出した。消費者からは怒りの声が噴出、外遊中の習近平(シーチンピン)国家主席は23日、ワクチン問題の是正に全力を挙げると表明した。 不正が発覚したのは長春長生生物科技が製造した人間用の狂犬病ワクチンと、ジフテリアおよび破傷風の混合ワクチン。CFDAは人間用の狂犬病ワクチンに関する同社の製造免許を取り消し、未使用ワクチンの回収を行っている。 吉林省長春市の警察は、刑事事件として同社に対する捜査を開始したと発表し、同社の会長を含む経営陣を拘束して事情を聴いていることを明らかにした。 この問題が22日に発覚して以来、中国版のツイッター「新浪微博(ウェイボー)」には保護者や消費者から抗議の書き込みが殺到している。 あるユーザーは、「どうすれば自分の国