米アップル創業者のスティーブ・ジョブズ氏が、亡くなる寸前まで構想していたのはテレビだった――。評伝では、今後実現したいプロジェクトのひとつに、シンプルでエレガントなテレビの構想をもっていた点に触れられている。 「アイフォーン(iPhone)」や「iPad」と次々にヒット商品を生み出したジョブズ氏だけに、どこまで斬新なテレビになるのか、期待が高まっている。 「とっても使いやすいテレビを作りたいと思ってるんだ」 「とっても使いやすいテレビを作りたいと思ってるんだ」 評伝「スティーブ・ジョブズ」(講談社)の第2巻、物語の結末に近いページにこの言葉は登場する。2011年1月から病気療養中のジョブズ氏が、これまでコンピューターや音楽プレーヤー、携帯電話で変革を起こしてきたように、テレビを「想像したこともないほどシンプルなユーザインターフェースにする」と意気込んでいたのだという。 ジョブズ氏はさらに「