【ソウル=中野晃】靖国神社に放火した後、ソウルの日本大使館に火炎瓶を投げて韓国で服役した中国人の劉強元受刑者(38)について、ソウル高裁は3日、「(靖国放火は)政治的な犯罪にあたる」と判断し、日本政府に引き渡さないとする決定を出した。 日本政府は、日韓の犯罪人引き渡し条約に基づき引き渡しを求めていたが、同条約は「政治犯罪」と認めた場合、相手国に引き渡さなくてよいと定めている。 劉元受刑者については中国政府も自国への引き渡しを強く求めており、韓国政府は司法判断を尊重して中国に送還する方針だ。日韓の外交課題に浮上する可能性がある。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方)無料登録で気軽にお試し! サービスのご紹介は こちら 関連記事「日本への引き渡し拒否」 靖国放火容疑の中国人弁護側(11/29)靖国放火容疑者巡り日中綱引き 韓