ゲーツ米国防長官は3月31日、米議会下院軍事委員会の公聴会でリビアでの軍事行動について証言し、今後、米軍の関与を大幅に減らしていく方針を表明した。カダフィ政権の軍事力は反体制派の10倍以上とされるが、米軍は地上部隊の派遣も反体制派への武器供与もしない意向だ。 ともに証言した米軍制服組トップのマレン統合参謀本部議長によると、カダフィ政権の兵力1万5千人〜2万人に対し、反体制派は約1千人。反体制派は組織としての統制が取れておらず、軍事訓練なども必要だという。 米政府は中央情報局(CIA)の要員を現地に送って、軍事支援の準備をしているとされる。だが、ゲーツ長官は、反体制派支援のための軍事訓練や武器供与は「米国以外の国がやるべきだ」とし、米軍の関与を強く否定。地上部隊の派遣についても「オバマ大統領が実施する状況が想像できない」と述べた。 米軍は今月19日の軍事介入開始から10日間で、5億5千
(CNN) アフリカ北部、チャドのイドリス・デビ大統領は31日までに、北アフリカに拠点を築く国際テロ組織アルカイダ系の「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ組織」(AQIM)がリビアの内乱状態につけ込んで同国の反政府派が支配する地域でSA-7地対空ミサイルの入手を図っていると述べた。 アフリカの地元誌Jeune Afriqueに明らかにした。リビアで既に調達し、ニジェール北部や北西部の拠点に持ち込んだとしている。「100%」確かな情報としているが、ミサイル調達についての具体的な証拠は示さなかった。同大統領は、AQIMは地域で最強の武器や装備品を持つ軍を保有しつつあるとの懸念も表明した。 チャドとニジェールはリビアの隣国。北大西洋条約機構(NATO)欧州連合軍のスタブリディス最高司令官(米海軍大将)は29日、米連邦議会での証言でAQIMによる地対空ミサイルの入手情報の真偽について公の席での返答
高さ約15メートルの高台の上に造られた、東北電力の女川原発=08年12月、朝日新聞社ヘリから東北電力女川原子力発電所=23日、宮城県女川町、朝日新聞社機から、堀英治撮影 東日本大震災の際、東北電力の女川原子力発電所(宮城県女川町、石巻市)も、東京電力福島第一原発と同じクラスの津波に襲われたが、福島第一のような大きな被害はなく、危機的な状況に陥ることはなかった。その違いは何だったのか。 福島第一原発から北に約120キロ離れた太平洋岸にあり、三つの原子炉が並ぶ女川原発。福島第一原発を襲った津波は高さ14メートルを超えたが、女川町を襲った津波は17メートルクラスだったとする調査結果が出ている。津波で、女川原発の1〜3号機のうち、2号機の原子炉建屋の地下3階が浸水したが、原子炉を冷やすために不可欠な電源が失われることはなかった。 女川原発の安全審査で想定した津波の高さは最大9.1メートル。想
バチカンの通信社FIDESは31日、リビアの首都トリポリにあるカトリック教会のマルティネッリ司教代理が、多国籍軍の空爆によりトリポリで「少なくとも市民40人が死亡した」と述べたと伝えた。 マルティネッリ氏は「人道目的とされる空爆により、トリポリの幾つかの地区で市民数十人の犠牲が出ている」と告発。信頼できる目撃者らの話として「特にブスリムという地区では住宅が破壊され、40人が死亡した」と語った。病院にも被害が出ているという。 同氏は「リビア人の間の流血を止めるには(最高指導者の)カダフィ氏に名誉ある退場の道を提供する外交的な解決策が必要だ」と訴えた。(共同)
上小阿仁村唯一の医療機関である村立上小阿仁国保診療所の有沢幸子医師(66)が退職願を出し、受理されたことが28日、分かった。有沢医師は昨年、一部住民の嫌がらせが原因で辞意を示したが、住民の熱意で、その後、撤回した。今回は、健康上の理由だというが、今でも嫌がらせが続いていることが背景にあると指摘する村関係者もいる。後任探しは難航が予想され、再び無医村の危機を迎えた。(糸井裕哉) 有沢医師は昨年9月、小林宏晨(ひろあき)村長に対し、「激務をこなせる体力がもうない」と退職願を提出した。小林村長は「土日を完全休診にする」「週2日は非常勤医に任せる」などの待遇改善策を提示して慰留に努めた。 しかし、有沢医師は昨年末の検査入院で「現状が続けば健康維持は難しい」と診断されたことを挙げ、申し出を断った。意志は固いと判断した小林村長は2月下旬、受理した。退職にあたり、有沢医師は「後任に引き継ぐまでは頑張る」
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