親が知らない「部活動リスク」 〜なぜ学校では「コピペ」のような事故が繰り返し起こるのか? 柔道・野球・巨大組体操… 文/内田良(名古屋大学大学院 准教授) 「ケガはつきもの」という思考停止状態 スポーツの秋も過ぎ、師走もすぐそこだ。今年も残念ながら、学校管理下のスポーツ活動では多くの重大事故が起きた。そのいくつかの事例をもとに、事故の共通点と防止に向けた課題を探っていきたい。 まずスポーツでは身体に大きな負荷がかかる。その意味で、事故が起きやすくなるのは当然だ。だからといって、「スポーツにケガはつきもの」と考えてしまっては、もはや何も始まらない。これは、現状に向き合おうとしない思考停止の状態である。重大な事故はやはり起きないほうがよいし、小さい事故であったとしてもちょっとした工夫で防げるものなら、そのほうが望ましい。 2001年、国際的に定評のある医学雑誌British Medical J
![親が知らない「部活動リスク」 〜なぜ学校では「コピペ」のような事故が繰り返し起こるのか?(内田 良) @gendai_biz](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/372489352b9b4007716378b7b6e9d2b937a5088a/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fgendai-m.ismcdn.jp%2Fcommon%2Fimages%2Fv3%2Fmeta%2Ffb_ogp-image.png)