既報のとおり、2016年の正月には、アップル直営店においてこの10年間の恒例行事だった新春初売りの福袋「Lucky Bag」の販売は行なわれない。旗艦店であるApple Store銀座店では例年1000人を超える行列も起きる大人気企画だっただけに残念だが、最近のアップルのブランド戦略に加え、iPhone 6発売時のトラブルなど諸事情を鑑みての決定であろう。アメリカでもブラックフライデーの安売りをやめたとのことなので、一般的なユーザーに対して距離を置く方向に切り替えた可能性もある。例年並び続けてきた筆者も今年は休戦ということで、すっかり暇を持て余してしまっている。 例年であれば数日前から人が並び始めるApple Store銀座店の前も静かなもので、名物となっていた(一部では眉をひそめられていた?)年越し行列もなく、2015年12月31日は当初の予定どおり18時に閉店となった。