【モスクワ=駒木明義】スノーデン元職員は1日午後3時半ごろ(日本時間同日午後8時半ごろ)、空港の乗り継ぎゾーンからロシアに入国後、姿をくらませた。ロシアでは政界からも歓迎の声が相次いでいる。 元職員を支援するロシアのクチェレナ弁護士は「安全上の理由から彼の行き先を明かすことはできない」と述べた。一方で、ニュース専門チャンネル「ロシア24」は元職員の入国直後の写真を放映。告発サイト「ウィキリークス」のスタッフも元職員に付き添っているとみられる。クチェレナ氏は「ロシア24」のインタビューに対し「元職員が中南米に向かう計画はない」と述べた。また、時期を見て報道機関の取材に応じるだろうとの見通しを示した。米国から元職員の父親を招く手続きも進めているという。 ロシア下院のメリニコフ第1副議長(共産党)はインタファクス通信に「『ようこそロシアへ!』と言いたい。情報時代の英雄であり、勇気ある人物だ」