[ウェリントン 31日 ロイター] - ニュージーランド統計局によると、第1・四半期の交易条件は前期比4.1%上昇した。乳製品価格の上昇が輸出額を押し上げる一方、輸入価格が下落したことを受け、2011年4─6月期以来、約2年ぶりに改善した。上昇幅は2010年1─3月期以来最大となった。 第1・四半期の輸出額は、粉ミルク、バター、チーズ製品に牽引され、前期比0.9%増加。輸入額は、石油価格の上昇で2.1%増となった。ロイターのエコノミスト調査では、交易条件は前期比1.5%上昇、輸出は0.5%増と予想されていた。 ニュージーランドの交易条件は、乳製品に対する需要の高まりと価格上昇を受け2011年4─6月期に37年ぶりの高水準に達したが、その後、世界的なコモディティ価格が下落したため、同国の主要農産物輸出価格も下落した。