海外で仕事をすると、周りはみんな現地人、自分1人が外国人――という状況に遭遇します。自分の意思を伝えたくても舌がうまく回らず、もどかしさを覚えます。そんな経験を繰り返す中で、ぼくはコミュニケーションに関わるサバイバル術を身につけました。にこにこしているだけでも、周りから好意をもってもらえます(関連記事「英語をうまく聞こえさせる最大のコツ「にこにこ」」)。でも、それだけではビジネスの世界は乗り切れません。「人を好きになる力」を最大限に生かすべきです。 学校英語は相手を嫌な気持ちにさせることも 「植民地の生活ってこういうものではないのだろうか」と思ったことがあります。 米国、英国といった英語圏の国で暮らすと、アパートを出たらすべてが英語です。言葉の自由がないのです。ソファから立ち上がらなければならない時、疲れていると「どっこいしょ」という気持ちになるでしょう。アパートを出る時、毎朝、この感覚を