やや旧聞に属するが10月末に阪急百貨店うめだ本店の売上高の下方修正が発表された。昨年11月に増床グランドオープンした阪急百貨店の当初の目標売上高は、メンズ館を含めて2130億円(うちメンズ館の売上高は160億円内外と推測される)だったが、これを今年5月に1900億円に下方修正した。その5カ月後に、さらに売上高を20億円引き下げた形となる。 阪急の売り場作りやブランドのラインアップが悪かったのだろうか。そうではないだろう。阪急百貨店の売り場総面積は8万平方メートル。来年3月に近鉄百貨店あべのハルカス本店が全館グランドオープンして10万平方メートルの売り場総面積となるまでは、阪急を上回る売り場面積の百貨店はない。またブランドのラインアップも現在考え得る中ではかなり良い。ベストとは言えないまでもベター以上であることは多くの人が認めるところだ。 であれば原因はなんだろうか。1つは明らかにオーバース
シリコンバレー在住。著書に『行動主義: レム・コールハース ドキュメント』『にほんの建築家: 伊東豊雄観察記』(共にTOTO出版)。7月に『なぜシリコンバレーではゴミを分別しないのか?世界一IQが高い町の「壁なし」思考習慣』(プレジデント)を刊行。 ビジネスモデルの破壊者たち シュンペーターの創造的破壊を地で行く世界の革新企業の最新動向と未来戦略を、シリコンバレー在住のジャーナリストがつぶさに分析します。 バックナンバー一覧 ティーンエージャーの「フェイスブック離れ」が進んでいる。 ピュー・インターネット&アメリカン・ライフ・プロジェクトが5月末に発表したところによると、フェイスブックは依然ティーンエージャーが最も利用するソーシャルネットワークだが、同サービスへの不満は高いという。その一方、インスタグラムやタンブラーなど、他のサービスへの利用者は加速度的に増えており、フェイスブックにとって
多くの人々が予見していたこと、そしてCEOのマーク・ザッカーバーグが今年の夏に否定したことを、Facebookがついに認めた。Facebookはティーンエイジャーにとってもはやクールな存在ではなくなったと。 10月30日に行われた収支報告において(最初のうちはモバイル広告の著しい成長に関するニュース一色だったのだが)、Facebookの職員はティーンエイジャーのユーザーに関する憂鬱な兆候を発表した。「特に若いティーンエイジャーの間で、デイリーのユーザーが減少していることを確認している」と、FacebookのCFOであるデイビッド・エバースマンは述べている。彼は、今四半期におけるティーンエイジャーたちの総合的な利用状況は引き続き安定していると付け加えたが、Facebookがどのような方法でそれを測定したかについては言及しなかった。 エバースマンはこの件について「重要性は疑わしい」としつつも、
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