日本取引所グループは2015年10月7日、企業価値向上表彰のファイナリストに日本ハム、旭化成、カシオ計算機、ピジョンの4社を選定したことを公表した。ファイナリスト決定までの選定プロセスは3段階あり、最初は東証の全上場企業を対象に、過去数年間のエクイティ・スプレッド(ROE-自己資本コスト)の平均値または成長率が良好な400社程度をスクリーニングする。一次選抜で資本コストに関する認識等を確認する簡易のアンケート調査や企業価値創出額等の算定結果を踏まえ50社程度に絞り込み、二次選抜で企業価値向上を実現するための経営の実践状況を確認する詳細なアンケートの調査結果を踏まえ、ファイナリストを決定する。最終的に、投資者などから意見募集を行うほか、選定委員が経営陣に対して実施したインタビューの結果などを踏まえ、ファイナリストの中から1社を大賞として選定するという。 企業価値向上表彰は2012年度から始ま