小松原織香氏が、日本で社会貢献型ビジネスが流行らない事を、『日本の消費者が「買いたくない」からじゃないですか?その買ったときの、偽善と無力感に耐えられないからじゃないですか?』と評している(キリンが逆立ちしたピアス)。 フェアトレードに関してはその通りかも知れ無いし、日本は直接投資や政府間援助を通じて貢献しているので、大半の人はそれで十分だと思っている。何か問題があるのであろうか? 1. フェアトレードは雇用量を減らす可能性がある フェアトレードは雇用量を減らす可能性があるので、偽善になりかねない。 ブラジルとアフリカのコーヒー豆の需要供給曲線を描くと、以下のようになる。SS線が供給、DD線が需要だ。P線が価格を表す。賃金が費用に含まれる事に注意して欲しい。生産者余剰にコーヒー農園経営者の利得が、費用にコーヒー農園労働者の利得が含まれる。 「支援したい」という気持ちに偽善が含まれるからでは