[上海 3日 ロイター] - 新華社によると、中国当局は国有企業が海外に保有する4兆元(6374億2000万ドル)の資産を監査していない。政府は国有企業の幹部を狙った汚職取り締まりを進めようとしているが、困難に直面している実情が浮き彫りになった。 新華社が1月に報じたところによると、中国共産党で汚職調査を担当する中央規律検査委員会は、今年中にすべての大手国有企業を調査する方針を明らかにした。同委員会はまた、腐敗官僚らによって違法に国外に持ち出された資産を取り締まるため、海外の政府に協力を要請している。