証券取引等監視委員会の強制調査を受けたインデックスが6月27日、民事再生法適用を申請した。欧州子会社が6月に更生手続き開始が決まり、インデックスと並んで日本振興銀行とつながりの深かったNISグループ傘下のエヌ・アイ・ストラテジック・パートナーズも同月、特別清算の開始が決まった。振興銀のネットワーク企業の中核だったインデックスの破綻で、「銀行版循環取引」を含め裁判所の監督下で司法解剖が始まる。 注目点のひとつは循環取引の実態だ。民事再生法申請時にインデックスは東京地裁に疎明資料を提出。それを見る限り、一般債権者の一覧表にインデックスとの循環取引を疑われている上場企業の名前は見当たらない。しかし信用調査会社から「それがかえって怪しい。(まだ法的整理に踏み切っていない)グループ企業を通じて循環取引を繰り返していたのかもしれない」との指摘も出ている。 奇妙なことにインデックス単体が破綻しただけで、
闇に溶けた旧インデックス「亡霊群」 資産100億円の会社が夜逃げ。香港など海外へせっせと送金していた形跡がある。 2014年6月号 DEEP by 山口義正(ジャーナリスト) ある投資会社が債権者から破産申し立てを受け、4月2日に破産手続きが始まった。社名はイビサ。2004年にはジェイ・ブリッジ(現アジア・アライアンス・ホールディングス)と組んで多摩川電子(現多摩川ホールディングス)を買収し、イッコー(現Jトラスト)やマイカル子会社だったエルメなどにも手を出した。どれも「資本のハイエナ」が群がったハコ企業ばかりだ。 イビサ代表の赤星佑次は外資系証券を渡り歩いた後、元ジェイ・ブリッジ社長の桝沢徹とともに多摩川電子の取締役を務めていた時期もある――と説明すれば、イビサがいかに怪しいかを察するのは容易だろう。 イビサが破産の申し立てを受けたのは、債権者から預かっていた3千万円の返還に応じようとし
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