ドイツなどを目指す難民や移民の経由地になっているハンガリーの南部国境付近で、極右政党に近いインターネット放送の女性テレビ・カメラマンが、国境を越えてきた少女や親子を蹴ったなどとして所属放送局に解雇された。子供を抱えて警察官から必死で逃げる男性を足で引っかけ、転ばせる映像などがソーシャルネットワークで広がった。 カメラマンが所属していた「N1TV」は、外国人排斥を主張するハンガリーの極右政党「ヨッビク」党首のインタビューをインターネット上で毎週金曜日に放送することで知られる。ロイター通信によると、同社の幹部は「どうしてこういうことが起きたのか分からない」と述べた。 ヨッビクは議会第3党の野党だが、世論調査では右派のオルバン首相の与党「フィデス・ハンガリー市民連盟」に次ぐ人気を集めている。 カメラマンが子供や親子を蹴る映像は、対セルビア国境の村レスケで8日撮影された。レスケでは警察官が難民や移
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