『最高のリーダーは何もしない―――内向型人間が最強のチームをつくる!』(藤沢久美著、ダイヤモンド社)とは、なかなかインパクトの強いタイトルです。著者は15年にわたり、1000人以上のトップリーダーにインタビューしてきた実績を持つという人物。その結果、求められるリーダーシップが変化していることを感じたそうですが、つまり、その変化をひとことで表現したのが上記のタイトルだというわけです。 著者も認めているとおり、リーダーには「即断即決・勇猛・大胆」「ついていきたくなるカリスマ性」「頼りになるボス猿」というようなイメージがあるはず。しかし、そのようなリーダー像は過去のものになりつつあるというのです。 いま最前線で活躍しているリーダーたちは、権限を現場に引き渡し、メンバーたちに支えられることで、組織・チームを勝利へと導いています。 「優秀なリーダーほど『リーダーらしい仕事』を何もしていない」というの