全国で1000店舗を超えるホームセンターを運営するコメリでは、施設の屋根の面積を合計すると185万平方メートルに及び、東京ドーム40個分の広さになる。このスペースを活用して太陽光発電事業を加速させる。茨城県など4カ所にある物流センターの屋根で合計3.3MW(メガワット)の発電を開始したのに続けて、日照時間の長い地域にある大型店舗の屋根でも太陽光発電を実施する計画だ(図1)。 12カ所の店舗を合計すると発電能力は9.2MWになり、年間の発電量は一般家庭で2600世帯分に相当する。すでに千葉・滋賀・奈良・愛媛・福岡・熊本の6県にある大型店舗で稼働を開始したほか、2015年3月までに宮城・和歌山(2店舗)・福岡・佐賀・熊本の6カ所の店舗でも発電を開始する予定だ。 総事業費は約21億円を想定している。発電した電力は全量を売却して、年間に3億円を超える収入になる見通しである。土地代がかからないことか
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